日本と「未来志向」の関係発展を=歴史問題で対応促す―韓国大統領

紫外線対策「目の防護」も重要に

 【ソウル時事】韓国の李在明大統領は15日、日本による植民地支配からの解放81周年を記念する「光復節」式典で演説した。日韓首脳による「シャトル外交」が定着し、両国関係の安定基調が続く中、日本との「未来志向」の関係を発展させる考えを表明した。
 ソウルで開かれた式典で李氏は、供給網やエネルギーなどの分野で日本との協力の幅が広がったと指摘。「共通の利益のため協力の地平を広げ、共通する課題を解決していく」と強調した。
 一方、李氏は「信頼とは相手の痛みを理解し、互いに共感する誠意から生まれる」と指摘。1998年の日韓共同宣言に触れ、「過去を直視する勇気を土台に、未来を開こうとした努力もあった」と述べた。具体的懸案には触れなかったが、歴史問題で日本に対応を促した形だ。
 交流が絶たれている北朝鮮に対しては、朝鮮戦争(1950~53年)の終戦に向けた議論を始めることを提案。こうした議論を通じ、北朝鮮の核開発の進展を止める方法を話し合えると訴えた。南北が互いを尊重し、対立や危機を防ぐ仕組みが必要とも語った。