「君は数百万人の移民に誇りを与えた」…スペイン優勝に貢献した弟ニコに兄イニャキが感動的なメッセージ

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 スペイン代表を2度目の世界王者に導く原動力の一人となった弟の活躍に、ガーナ代表でプレーする兄が感動的なメッセージを送った。

 現在アスレティック・ビルバオの象徴となっている“ウィリアムズ兄弟”。ガーナ人の父親とリベリア人の母親のもと、両親が移民としてたどり着いたスペインのバスク州ビスカヤ県のビルバオで生まれ育った2人。

 現在32歳のイニャキ・ウィリアムズは地元の名門アスレティック・ビルバオのカンテラからトップチームに昇格し、バスク純血主義を貫く特殊なクラブのトップチームでプレーする初の黒人選手となり、以降も前線の主軸の一人としてラ・リーガの舞台で活躍。

 一方、現在24歳のニコ・ウィリアムズはその兄が切り開いてきた道に追随。2021年4月28日に行われたレアル・バジャドリード戦でトップチームデビューを飾り、同じピッチで初の兄弟共演を果たすと、以降はラ・リーガ屈指のアタッカーとして名をはせている。

 現在も同じクラブでプレーを続けている2人だが、兄のイニャキは2022年に父の生まれ故郷であるガーナ代表への変更を決断。一方のニコもほぼ同時期に生まれ故郷であるスペイン代表でのプレーを決断し、異なる代表チームでプレーする形となった。

 そして、FIFAワールドカップ2026ではイニャキがガーナ代表で、ニコがスペイン代表の一員として大会出場を果たすことになった。

 今大会ではイニャキのガーナがラウンド32でコロンビア代表に敗れたが、ニコのスペインは決勝進出。そして、現地時間19日に行われたアルゼンチン代表との決勝戦では途中出場のニコのアシストからフェラン・トーレスが決勝点を記録し、見事に16年ぶり2度目の優勝を果たした。

 同試合後、イニャキは自身のX(旧ツイッター)を通じて「君は数百万人の移民に誇りを与えた」と愛する弟の偉業に感動的なメッセージを送った。

「弟よ、君は歴史を刻んだ」

「だけど、トロフィー以上に重要なことがある。君は、両親のような数百万人の移民に誇りを与えたんだ。彼らは、自分たちの子供もいつか君と同じような経験ができるかもしれないと希望を抱けるようになった。そして、数百万人のスペイン人に僕たちの物語――それは僕たちだけのものじゃなく、より良い未来を求めてすべてを捨てて旅立つすべての人々の物語だ――への共感をもたらした。君は頂点に立ち、努力と献身があれば何でも可能だということを証明したのだからね」

 弟の活躍を心から誇るイニャキだが、こういった素晴らしい言葉を発することができる偉大な兄を持つニコも同じように誇らしい気持ちでいるはずだ。

【投稿】イニャキが弟ニコにエモーショナルなメッセージ