トッテナム・ホットスパーへの完全移籍が決定したイタリア代表MFサンドロ・トナーリが、ニューカッスルのサポーターに別れのメッセージを綴った。
6日、トッテナムはニューカッスルからトナーリの獲得を発表。スポーツメディア『ジ・アスレティック』によれば、移籍金の総額は1億ポンド(約215億円)で、その内訳は移籍金9250万ポンド(約199億円)+チャンピオンズリーグ複数回の出場権獲得などが条件となるアドオン750万ポンド(約16億円)という形になったという。
2023年7月にミランからニューカッスルへ完全移籍したイタリア代表MFは、在籍期間に公式戦110試合10ゴール10アシストを記録。中盤の主力としてカラバオ・カップ優勝やチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。
その一方、ミラン時代のサッカー賭博問題で約10カ月の出場停止を科され、加入初年度のほとんどの試合を欠場。ただ、不利益を被ったクラブやサポーターは献身的に支え続けていたこともあり、今回のライバルクラブへの移籍を巡ってはネガティブな反応も見受けられた。
そういった経緯もあったなか、トナーリは自身のインスタグラムを通じてニューカッスルへの感謝の想いを長文で綴った。
「3年前、何が待ち受けているのか分からないまま、僕はニューカッスルにやって来ました。そして今日、別れの時を迎えましたが、適切な言葉を見つけるのは難しいものです」
「まずはクラブに感謝を伝えたいと思います。練習場で日々懸命に働きながらも、表舞台には出ることのないスタッフの皆さん、そして初日から自分を温かく迎え入れ、ここを『我が家』のように感じさせてくれたすべての方々に感謝します。僕を信じ、成長を支えてくれたスタッフやチームメイトにも心から感謝しています。特に、監督のエディ(・ハウ)には特別な感謝を捧げたいと思います。彼は真の導き手であり、この旅路のあらゆる場面で常に僕を支え、守ってくれました」
「しかし何よりも、ファンの皆さんに直接お伝えしたいことがあります。私が苦しい時、皆さんはいつもそばにいてくれました。孤独を感じた日は一日たりともありませんでした。セント・ジェームズ・パークに立つたびに、その温かさを肌で感じていました。それは、僕が生涯忘れることのない大切な宝物です」
「僕らはともに、この街が何十年も待ち望んでいた偉業を成し遂げました。あの日のウェンブリーは特別な場所であり、僕らは歴史的な瞬間をともに分かち合いました。決して信じることをやめず、クラブへの声援を送り続け、苦しい時も支え続けてくれたファンの皆さん。あのトロフィーは、皆さんのためのものです」
「サッカーという縁でニューカッスルにやって来た僕が、今日、妻と、この地で生まれた息子とともにここを去ります。この街は、僕にサッカー以上のものを与えてくれました。安らげる『家』、永遠に心に残る瞬間、そして生涯感謝し続けるであろう人々との出会いを与えてくれたのです。すべてのことに感謝します」
【動画】エモーショナルにニューカッスルに別れ