RFEF(スペインサッカー連盟)は25日、FIFAワールドカップ2026に臨むスペイン代表メンバー26名を発表。同メンバーに選出されたDFエリック・ガルシア(バルセロナ)が同日、自身の公式SNSに率直な心境を綴った。
現在25歳のE・ガルシアは、バルセロナのカンテラ(育成組織)である“ラ・マシア”で育ち、ユース時代にマンチェスター・シティへ渡った。2021年夏に“ブラウグラナ”の古巣に復帰すると、加入直後は当時のシャビ・エルナンデス監督からセンターバックの主力として重宝されていたものの、翌年は出場機会が減少。2023年夏にはジローナへレンタル移籍に出ており、バルセロナで再び輝くことは難しいかと思われた時期もあった。
だが、ジローナでは主力の一角としてクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献。シーズン終了後にバルセロナに復帰すると、新たに就任したハンジ・フリック監督の下で一定の出場機会を確保。昨季はセンターバック、サイドバック、ボランチを高水準でこなす守備のマルチローラーに君臨し、公式戦通算45試合出場5得点を記録。今季に入ってからもフリック監督の信頼は変わらず、終わってみれば公式戦51試合のピッチに立つなど、離脱者が少なくなかった最終ラインにおいて、年間を通して主力として躍動した。
これらの活躍を、スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が無視することはなかった。E・ガルシアは国際Aマッチ通算で19キャップを刻んでいるものの、ルイス・エンリケ前監督(現:パリ・サンジェルマン)体制だったFIFAワールドカップカタール2022を最後に、“ラ・ロハ”からは遠ざかっていた。ジローナで充実のシーズンを終えた後、2024年夏にはU-23スペイン代表の一員としてパリオリンピック2024で金メダルを獲得したものの、A代表復帰の道は決して平坦ではなかった。
だが、バルセロナで出色のシーズンを過ごしたことを受けて、遂にE・ガルシアはFIFAワールドカップ2026に臨むスペイン代表に招集。FIFAワールドカップカタール2022以来、約3年半ぶりのスペイン代表復帰となり、初招集となったDFマルク・プビル(アトレティコ・マドリード)と並んで、土壇場で滑り込みを果たす形となった。
FIFAワールドカップカタール2022は、E・ガルシア個人としては出場機会を得られないまま大会を終えていた。今回、E・ガルシアはベスト16敗退に終わった前回大会を振り返りつつ、次のような言葉で、FIFAワールドカップ2026へ決意を新たにしている。
「2022年12月、カタールW杯敗退。僕にとっては、それがスペイン代表のユニフォームに袖を通した最後の日だった」
「それ以来、より良い選手になるために、クラブで再びプレーし、あらゆるタイトルを争うために、多くの決断を下し、ピッチの内外で人知れず懸命に努力してきた。そして4年後、ついに2度目のワールドカップに出場するチャンスが巡ってきた」
「この選手たちと共にすべてを懸けて戦うため、これまで以上に準備を整え、モチベーションを高めている。同時に、僕を支え、日々成長させてくれるすべての方々に感謝を伝えたい!」
【画像】エリック・ガルシア、4年前の“その日”