「それはまさに伝説にふさわしい」 セルタの“王様”アスパスが契約延長&来季終了後に現役引退

造船大国・日本再生に必要なこと

 セルタは21日、主将FWイアゴ・アスパスとの契約延長を発表。期間は2029年夏までだが、実質的にプレーするのは来シーズン限りで、来夏以降に関しては「もう1シーズン、ピッチでセルタのエンブレムを守り続けた後、ピッチを去ると同時に、彼はクラブの中へと一歩を踏み出すことになる。組織に加わり、貢献し続ける」とクラブ内でポストが用意されているとのことだ。

 “セレスレスの王様”の物語は、まだ終わらない。イアゴ・アスパスは1987年8月1日生まれの現在38歳。セルタのカンテラ出身で、リヴァプールとセビージャでプレーした2年間を除くすべてのプロキャリアをトップチームで過ごしたビーゴの君主たる存在は、ウーゴ・マージョから腕章を継承した2023年夏からカピタンも務めている。クラブひいてはラ・リーガで数々の神話を残しており、クラブ公式戦通算試合数(571試合)と通算得点数(222得点)はともに、歴代1位の記録。今年に入ってから、21世紀以降のラ・リーガにおけるスペイン人選手の最多ゴール関与数(ゴール+アシスト)を塗り替えるなど、得点感覚は衰え知らずだ。

 スペイン代表としてワールドカップにも出場したアスパスは、シーズン終了後の現役引退も選択肢にあることを明言していた。セルタとの現行契約が今夏に満了を迎えるなか、「クラブからあと1年続けてほしいと伝えられたよ。僕はもう少し時間をくれと頼んだ。考える必要があることだから。引退するかどうかも踏まえてね」と熟考する旨を口にしていたが、その期待に応えるように、本拠地『バライードス』でプレーを続けることを決断した。

 アスパスとの契約延長を発表したセルタは、クラブ公式サイトにて「シーズン終了まであと1試合というタイミングで、セルタのファン全員が待ち望み、誰もが胸を躍らせるニュースが届いた」と始め、「イアゴ・アスパスが、生涯を捧げるクラブとの絆を更新した。それはまさに伝説にふさわしい、現在と未来を見据えた決断だ」と言及。さらに「モアーニャ出身のあの少年は、セルタのトップチームで美しいゴールを決めることを夢見ていたが、やがてファン全体の魂となる存在へと成長した。不可能を当たり前のように成し遂げたカンテラーノ、決して諦めなかった男、そしてセルタファンであることを誇りに思える世代を育て上げた男」としつつ、「イアゴ・アスパスがセルタ史上最高の選手だというわけではない。イアゴ・アスパスこそが、セルタそのものだ。彼は一つの時代を築き上げ、チームのアイデンティティを確立した選手なのだ」などと“王様”について記している。

 セルタ入団から30年が経った今シーズンは、公式戦47試合出場・1981分間プレーし、8得点6アシストを記録しているアスパス。2シーズン連続の欧州大会出場となる“ラストイヤー”に、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。

【契約延長】アスパスの物語は終わらない!