予算に悩む国向け!? トルコ×チェコの新たな120mm砲戦車「レオパルト2」の重量半分、使い勝手は?

造船”建造量2倍”どう実現する

トルコとチェコの防衛大手企業がタッグを組み、小型ながら高い攻撃力を持つ中量級戦車を開発しました。

実績ある車体と砲塔を組み合わせた手堅い造りの新型戦車

 トルコの装甲車両メーカーFNSSと、チェコの防衛大手CSGは、次世代装甲プラットフォームの共同開発と生産に向けた戦略的協力関係を締結し、120mm滑腔砲搭載の中量級戦車CFL-120「カルパット」を初公開しました。

 本車は、FNSSがインドネシア企業と共同開発した105mm砲搭載戦車「カプランMT」の車体をベースに、イタリア軍の「チェンタロウII」偵察戦闘車で使用されているレオナルド社製HITFACT MkII砲塔を搭載しています。実績ある車体と砲塔を組み合わせ、現代の戦場で求められる機動性・耐久性・火力・任務適応性をバランスよく兼ね備えた戦闘車両となるべく開発されました。

 CFL-120「カルパット」の戦闘重量は最大34t。「レオパルト2」やM1「エイブラムス」などといった先進国の現用MBT(主力戦車)が60t級であることを鑑みると、その半分程度の重さしかありません。しかし前述したように120mm滑腔砲を搭載するため、火力はそれらMBTに比肩するレベルを確保しています。軽量であることは、輸送や展開にかかる負担が軽減されることを意味しており、MBT運用にかかる負担を抑制しつつ、充分な攻撃力を持たせた点が特徴です。

 装甲防護力はMBTに及ばないでしょうが、運用のコストや柔軟性の面でMBTの導入が難しい中小規模の国家にとっては魅力的な選択肢となるかもしれません。