川に帰る鮭のシマ模様

鮭の中でシロサケと呼ばれる種類のものが、稚魚を川に放流し、二、三年後に鮭が故郷の川に帰ってきます。鮭が川に帰ってくる頃に、体長は70㎝以上と大きくなり、表面は赤っぽい縞模様が現れてきます。ブナがかかるともいわれ縞模様の現れ度でA~Dまでランクがあります。また、食用としては品質が落ちてしまう川に帰りきった鮭をほっちゃれと呼ぶところもあります。

鮭の帰る故郷のひとつに岩手県三陸の川がありますが、東日本大震災のあと、その数は減少し、鮭祭りも一時危ぶまれていました。最近は、復活している地域もあり、鮭たちの回帰率は、復興の調べでもあり、環境の変化を意識するひとつの道標になってくることでしょう。鮭が川に帰る様子を、ぜひご覧になる機会があるときは、縞模様にご注目ください。

[写:Kentaro Ohno@fliker]

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