兵庫を貫く32kmの新自動車道「播磨臨海地域道路」いよいよ事業化直前へ “10万台超え”の過密な国道2号バイパスのバイパス

豪雨災害の激甚化 内水氾濫とは

兵庫県内の国道2号バイパスのさらにバイパスとして計画されている「播磨臨海地域道路」環境影響評価準備書が公表されました。

全長32km、4車線の自動車専用道路「播磨臨海地域道路」

 兵庫県と神戸市は2026年10月27日、「播磨臨海地域道路」の環境影響評価準備書を公表しました。

 この道路は、神戸市西区岩岡町を起点とし、姫路市広畑区を終点とする自動車専用道路です。また、姫路市内で分岐して北上し、播磨道へ通じる支線も含め、延長約32kmで計画されています。車線数は4車線、設計速度は80km/hです。

 起点は第二神明道路から分岐する「明石西JCT」です(以下、名称は全て仮称)。そこから南西に進み国道2号加古川バイパスと「加古川JCT」で連絡、その後は臨海部を進み、本線は姫路の広畑ICが終点です。
途中、姫路市内では内陸に迂回する区間があり、そこに設けられる「姫路南JCT」から国道2号姫路バイパスおよび播但道へ連絡する支線が伸びます。国道250号や主要道と連絡するICが、計13か所が計画されています。

 計画の背景には、並行する国道2号バイパス(加古川バイパス、姫路バイパス)の深刻な交通渋滞があります。これらの道路では1日の交通量が10万台を超える区間(姫路バイパスは約12万台)もあり、慢性的な渋滞だけでなく追突事故の多発、洪水などの災害発生時における防災面の課題が指摘されていました。

 2016年度から計画段階評価が進められ、ルートをめぐっては「大部分で海上を通る/内陸部を通る」「明石西ICの東部で分岐/西部で分岐」の2点で検討。その結果、「内陸・加古川ルート」が選定されました。

 今回公表された準備書は、事業化に向けた環境影響評価手続きの一環です。今後は都市計画決定手続きを並行して進め、正式に事業化となる見込みです。