ヘリの改修やサポートがより迅速化! エアバス海外メーカーとして初の「DOA」取得

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エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは2026年10月29日、国土交通省大阪航空局から、航空機の設計に関する認定の一つである航空機設計検査認定(DOA)を初めて取得したと発表しました。

海外メーカーとしては初の取得

 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは2026年10月29日、国土交通省大阪航空局から、航空機の設計に関する認定の一つである航空機設計検査認定(Design Organisation Approval:DOA)を初めて取得したと発表しました。

 今回取得したDOAは、次世代機のH160や大型機のH225を含む、日本国内で運用されているすべてのエアバス製ヘリコプターを対象としています。これにより、日本での任務に合わせた専用の追加型式承認(STC)キットや、複雑な構造改修について、設計から製造、検査、承認までを行うことが可能になります。

 今回の認定取得により、同社はJCAB(国土交通省航空局)と同等の最終承認を自社で行うことができる、唯一の外国系ヘリコプターメーカーとなりました。

 これまでは、例えばエアバス製ヘリコプターをドクターヘリや報道用に特化させる場合、機材を追加した状態で安全に飛行できるかどうかについて、国土交通省の審査を受け、許可を得たうえで納入先に引き渡してきました。

 しかし、今回の認定取得により、改修に関する設計、製造、検査、飛行試験までを自社内で完結できるようになります。これにより、カスタマイズした機体をより迅速に現場へ復帰させることが可能となり、改修にかかる期間の大幅な短縮が期待されます。さらに、追加機材の搭載などに関する審査も自社で行えるようになるため、より柔軟で強固なサポート体制を構築できます。

 ジャン・リュック・アルフォンシ最高執行責任者(COO)兼代表取締役社長は、今回の認定取得について、次のように述べています。

「日本の航空産業界と65年間にわたって関係を築いてきたエアバスにとって、このたび航空局からDOAを取得できたことは、歴史的な節目です。航空局の基準を神戸の整備・技術拠点に集約することで、日本国内における主体的な技術力と対応能力をさらに強化していきます。迅速な対応が可能になることで、カスタマイズされた機体をより早く運航に復帰させ、顧客が遅滞なく任務を遂行できるよう支援していきます」

 また、発表と同日の10月29日、神戸市にあるエアバス・ヘリコプターズ・ジャパンのオフィスで開かれた記者会見では、ロマン・トラップ顧客サポート&サービス担当エグゼクティブ・バイスプレジデント(執行副社長)が、今回の認定取得の意義について次のように説明しました。

 「例えば、大きな台風や地震が発生したとき、あるいは各都道府県で緊急の救急搬送が必要になった場合、今回の認定取得による時間短縮によって、災害救助に当たるH225やドクターヘリのH135がより早く空に戻り、任務に復帰することで、人命を救うことができます」

 さらに、社内で承認できるようになったことで、欧州との間で承認手続きを何度もやり取りする必要もなくなり、「国内オペレーターのニーズに直接対応したソリューションを作り上げることができる」と説明しました。