【パリ時事】スペイン中部トレド県で28日に高速列車同士が衝突した事故で、地元当局は死者が68人になったと明らかにした。同国メディアによると、100人以上が負傷して病院に搬送され、うち約20人は重体。現場では救助・捜索活動が続いた。
日本の外務省関係者は29日、乗客名簿に日本人2人の氏名が載っていたとの連絡をスペイン当局から受けたと明らかにした。在スペイン日本大使館が安否の確認を急いでいる。
サンチェス首相は同県ウルダの事故現場を視察。29日から3日間を服喪期間にすると述べ、「高速鉄道の信頼回復と利用者の安全確保に向け、必要な措置を断固として講じる」と訴えた。
衝突した2本の列車には計約540人が乗車していた。運行の自動管理システムに不具合が生じ、先行する列車が停止。その後、管制センターが手動に切り替え後続列車に進行を許可し、惨事につながった。プエンテ運輸相は記者団に、管制の判断について「説明がつかない」と批判した。
〔写真説明〕28日、スペイン中部トレド県で発生した高速列車同士の衝突事故現場(AFP時事)