日本海東北道の未開通部である「遊佐象潟道路」の小砂川IC~象潟IC間7.3kmについて、開通日が決まりました。
「遊佐象潟道路」開通で道路網の信頼性向上へ
国土交通省秋田河川国道事務所、秋田県、にかほ市は10月22日、「遊佐象潟道路」の小砂川IC~象潟IC間7.3kmが、11月23日15時に開通すると発表しました。
遊佐象潟道路は新潟から秋田、青森を日本海沿いに結ぶ日本海沿岸東北道(約320km)の未開通部にあたり、山形・秋田県境をまたぐ17.9kmの自動車専用道として整備されています。通行は無料です。
北側の象潟ICが2015年に開通して以降、約11年ぶりに山形県境へ向けて延伸します。小砂川ICは国道7号現道に接続し、県境部の現道からスムーズに自動車専用道へ移行できます。
当初は残り区間も2026年度に開通する予定でしたが、2024年に工程の見直しが図られ、山形県側は2027年度にずれ込むこととなりました。それも「工事が順調に進んだ場合」との条件付きです。
それでも開通効果は小さくありません。国道7号では過去10年に事故による全面通行止めが11件発生し、沿岸に迂回路がないため、通行止め時の迂回時間は平常時の約4倍になるとしています。今回の開通により、にかほ市象潟地区から日本海総合病院への所要時間は、現況の48分から42分に短縮する見込みです。沿線企業の物流の安定化も期待されています。
日本海沿岸東北道のうち、新潟から秋田までの区間は「日本海東北道」として案内されていますが、今回の開通により、その未開通部は残すところ、新潟・山形県境の「朝日温海道路」40.8kmと、遊佐象潟道路の残区間10.6kmとなります。