【ブリュッセル、北京時事】欧州連合(EU)は12日、中国との貿易不均衡是正に向け、ハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を対象としたセーフガード(緊急輸入制限)を導入する方針を明らかにした。輸入台数を半減させる計画で、中国政府も合意内容を公表した。12月初めにも暫定措置を発動する。中国以外の輸入車も対象となる。
EUと中国は先週、北京で閣僚級貿易協議を行い、HV・PHV貿易について共通認識に達した。シェフチョビッチ欧州委員(通商・経済安全保障担当)は協議後、HVなどの「輸出抑制」で一致したと表明。実際にはEUが輸入を制限し、中国による輸出を間接的に抑える形となる。
欧州委員会によると、中国向け輸入枠は初年度を年間35万台とし、その後毎年6%ずつ拡大。期間は4年間で、上限に達した時点で通関を認めない。制限対象は原産地で判断し、中国メーカーのEU域内生産車は除外する。日本など第三国にも国別枠を設ける見通しだが、欧州委高官は「各国の従来の輸出を妨げない水準になる」と説明した。