巨大なロシア軍機が「地上に激突」 墜落の惨状を捉えた映像が公開、制裁による整備不良も一因か

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ロシア空軍のTu-95戦略爆撃機が極東のアムール州で墜落しました。

墜落の惨状を地上から捉えた映像が公開

 ロシア国営メディアのタス通信は2026年9月29日、ロシア空軍のTu-95戦略爆撃機が極東のアムール州で墜落したと報じました。墜落した機体が地上で炎上する様子を捉えた映像がSNSで拡散されています。

 ロシア国防省は今回の墜落について、訓練飛行中に発生したもので、弾薬は搭載していなかったと発表しました。機体は無人の地域に墜落し、乗員7人のうち6人が死亡、負傷した1人が病院に搬送されたとしています。

 Tu-95は1952年に初飛行したターボプロップエンジン4発の大型機です。プロペラを2枚重ねた「二重反転プロペラ」と、翼端が後方に向かって角度のついた「後退翼」が特徴です。

 プロペラ機であるものの、最大速度は925km/hとジェット機に匹敵します。ウクライナに対する長距離巡航ミサイル攻撃や偵察任務の支援に多用されています。

 Tu-95は、ウクライナ軍が実施した「蜘蛛の巣作戦」をはじめとする一連のドローン攻撃により、これまでに複数機が撃破・損傷しています。

 それ以降ロシア軍は、爆撃機をウクライナに近いロシア西部サラトフ州のエンゲリス空軍基地から、ウクライナの攻撃が届きにくい極東アムール州のウクラインカ空軍基地などへ分散・退避させて運用を続けています。なお、同機が日本周辺する際も、主にこのウクラインカ空軍基地から離発着しています。

 今回の墜落について、米国のシンクタンク「戦争研究所(ISW)」は「機内燃料が爆発した可能性が原因と考えられる」と指摘。「西側諸国の制裁により、老朽化した航空機の定期整備がロシアで実施できなくなり、これが墜落の一因になった可能性が高い」と分析しています。

【映像】大炎上している..これがロシア軍のTu-95戦略爆撃機が墜落した様子です