海洋研究開発機構(JAMSTEC:ジャムステック)は2026年2月29日、北極域研究船「みらいII」の引き渡し日を発表しました。
年内の引き渡しが決定へ
海洋研究開発機構(JAMSTEC:ジャムステック)は2026年9月29日、北極域研究船「みらいII」の引き渡し日を発表しました。
引き渡し日は2026年12月18日で、ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で式典が実施されます。
同船は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が北極域の研究のために運用を予定している砕氷船です。世界的にも珍しい、ドップラー効果を利用して対象の相対的な移動速度や変位を観測する「ドップラーレーダー」を搭載しています。
慣熟航海もすでに決定しており、2026年12月28日から2027年1月6日にかけて、日本近海(相模湾、駿河湾など)で各種機器の作動確認や観測訓練が実施されます。
続いて、2027年1月10日から2月3日まで、連続採水観測、ドップラー気象レーダー観測、その他の観測訓練が行われます。
砕氷船として欠かせない砕氷航行試験については、2027年2月11日から3月9日まで、オホーツク海の流氷域で実施されます。
慣熟航海を終え、正式に引き渡された後は、地球温暖化に伴う海氷減少など、急速に進む環境変化に関する高精度な将来予測に必要な、時空間的な観測データを北極海などで収集する予定です。南極周辺と比べ、北極海は圧倒的に観測データが不足しているといわれており、同船の北極というデータの空白域を埋めるのに欠かせない船となります。