スペイン国内で大きな反響を呼んだ“悲痛な姿”…ベティス20歳FW、さまざまな憶測が報じられるなかで感謝のみを綴る

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 ベティスからラシン・サンタンデールへの移籍が決まったFWパブロ・ガルシアが、自身の公式Instagramにて、メッセージを綴っている。

 スペイン国内で大きな話題を呼んだ移籍劇から数日、弱冠20歳のアタッカーが“生涯のクラブ”へと送ったメッセージには、感謝の言葉だけが綴られていた。ベティスのカンテラにおける最年少カテゴリーに入団したパブロ・ガルシアは、歳を重ねるとともに全カテゴリーを踏破すると、2025年にトップチームデビュー。さらに、先月25日のバレンシア戦でリーグ戦初得点を記録。このゴールで、「ベティスの118年の歴史において、プレベニャミン(最年少カテゴリー)からトップチームに至るまでの全カテゴリーで、ゴールを記録した史上初の選手」となったようで、“生え抜きの生え抜き”としてヴェルディブランコでの未来が約束されていたはずだった。

 しかし移籍市場最終日となった1日、パブロ・ガルシアが“完全移籍”でクラブを離れることが突如発表された。この背景には、サラリーキャップの調整に苦しんだベティスが、ダニ・セバージョスの復帰を優先したことがある。というのも、当初は複数選手の売却を推し進めていたものの、いずれも契約をまとめられなかったなか、パブロ・ガルシアにラシン・サンタンデールからオファーが届いたことで売却を決断。かくして元10番を登録するための枠を空けたのだった。

 結果的に、ベティスから“追い出された”形となったパブロ・ガルシアは、クラブハウスを離れる際に母親の車で泣き崩れた。そして、この悲痛な姿がメディアで報じられると、これがスペイン国内で大きな話題を呼んだのだった。またスペイン紙『アス』によると、選手側は「完全移籍を望んでいなかった(レンタル移籍を希望していた)』と伝えられる一方で、クラブ側は「選手が売却を希望した」と主張しており、両者の言い分が食い違っていることも、取り沙汰されている。

 そんななかで3日、パブロ・ガルシアが自身の公式Instagramを更新。さまざまな憶測が報じられているなか、生え抜きのカンテラーノは、「ベティスに入団したのは5歳の時だった。14年近く経った今、この13本のストライプと一緒に成長した場所を出発することになる」と始め、感謝の言葉だけを記している。

「ここで僕はプレーすること、戦うこと、負けること、勝つこと、そして夢を見ることを学んだ。ベティスのカンテラの全カテゴリーを経て、トップチームデビューという夢を叶えた。特別なゴールや、一生忘れられない瞬間を数多く経験したんだ」

「僕にとって、ベティスは子供の頃から家だった。これからは新しい道を歩むことになるけど、変わらないことだってある。ここで経験したすべてが誇りだということや、この旅路をともにしたすべての仲間への感謝とかね。それに、ここでの日々がこれからもずっと僕の一部であり続ける、と確信しているんだ。何者でもないベティコの少年としてやってきて、1人のサッカー選手として去ることになるけど、僕は生涯ベティコだよ。心から、ありがとう。ベティス」

【悲痛】母親の車で泣き崩れる20歳FW