ロシア海軍「異形の大型巡洋艦」日本に接近! 北方領土周辺でミサイル発射も 太平洋艦隊の旗艦が宗谷海峡に

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北海道の宗谷岬沖にロシア海軍・太平洋艦隊の旗艦が現れました。

船体に対艦ミサイルの連装発射筒がズラリ

 防衛省・統合幕僚監部は2026年8月20日、北海道の宗谷岬沖でロシア海軍の巡洋艦1隻を確認したと発表し、当該艦艇の画像を公開しました。

 今回確認されたのは、スラバ級ミサイル巡洋艦(艦番号011)で、ロシア海軍・太平洋艦隊の旗艦である「ヴァリャーク」とみられます。

 同艦は8月20日午前11時頃、宗谷岬の北約40kmの海域に出現し、宗谷海峡を東へ航行したとのこと。これに対し、海上自衛隊の第4哨戒防備隊に所属するミサイル艇「うみたか」と第2航空群に所属するP-3C哨戒機により警戒監視・情報収集を行ったとしています。

 宗谷海峡を通過するロシア艦艇の警戒監視は通常、北海道の余市基地を母港とするミサイル艇「わかたか」「くまたか」が対応するケースが多いですが、今回は珍しく舞鶴基地(京都府舞鶴市)を母港とする「うみたか」が出動しました。

 スラバ級ミサイル巡洋艦「ヴァリャーク」は8月4日から5日にかけて宗谷海峡を西へ航行しており、日本海からオホーツク海へ入っていました。

 直近では、ロシアが不法占拠する北方領土の択捉島をプーチン大統領が訪問した際に「ヴァリャーク」に乗艦したほか、北方領土周辺海域でミサイル演習を行っていました。

 スラバ級ミサイル巡洋艦は、満載排水量が約1万1000トンと大柄で、船体にP-1000「ヴルカーン」対艦ミサイルの連装発射筒が8基も並んでいる異様な外観が特徴です。元々は、旧ソ連がアメリカ海軍の空母に向けて対艦ミサイルによる飽和攻撃を行うために開発した艦艇のため、重武装となっています。

 1番艦「モスクワ」が黒海艦隊、2番艦「マーシャル・ウスチーノフ」が北方艦隊、3番艦「ヴァリャーク」が太平洋艦隊に配備されましたが、「モスクワ」は2022年4月、ウクライナ軍が発射したネプチューン地対艦ミサイルにより撃沈されています。