パルマ・カルチョに在籍する日本代表GK鈴木彩艶のアストン・ヴィラ移籍が秒読みとなっている。イギリスメディア『スカイスポーツ』は現地時間16日、鈴木のポテンシャルを間近で見ていたかつての指導者に取材を行い、守護神の強みを分析した。
鈴木は、今夏のFIFAワールドカップ2026で日本代表の絶対的守護神として活躍。プレーレベルの高さが世界中に知れ渡り、移籍市場では複数クラブが獲得に関心を示していた。中でも、昨季にUEFAチャンピオンズリーグを制覇したパリ・サンジェルマン(PSG)が獲得レースの最有力ポジションにいるとされ、移籍金3,500万ユーロ(約64.1億円)で基本合意。しかし、その後急転直下で破談へと傾き、入れ替わるようにアストン・ヴィラが移籍先として急浮上した。アメリカ合衆国メディア『ジ・アスレチック』が同16日に伝えたところによると、アストン・ヴィラとパルマは移籍で合意に到達。2031年までの5年契約で、移籍金は最大3,500万ユーロになると見られている。同17日の午前中にメディカルチェックを受け、問題がなかれば鈴木のアストン・ヴィラ加入が発表される見込みだ。
『スカイスポーツ』は「これは、ワールドカップでの輝かしい活躍を経て、23歳の日本人GKがサッカー界の頂点へと駆け上がるための次なるステップとなる」と報道。また、シント・トロイデン時代に鈴木を指導したGKコーチのデニス・ルーデル氏は同メディアの取材に対して「彼の体はまるで筋肉だけでできているかのようだ」と述べた模様で、次のように鈴木を高く評価した。
「私はこれまでの人生で、彼ほど高くジャンプできるGKを見たことがない。ダイナミックな動きと素早い反応によって、低い位置に放たれたシュートをセーブできるのだ。信じられないほどの反射神経を持っているし、私からすればそれこそが彼の最大の強みだね」
さらに、ルーデル氏は「あの低い姿勢でのセーブを見れば、彼の腕の強さがよく分かる」とコメント。「GKが素早く身をかがめてボールに指を触れても、ボールが後ろに逸れてしまうことがある。でも、彼の場合は決してそんなことは起こらない。彼の手にはとてつもないパワーがあるんだ」と絶賛している。