東北屈指の「渋滞交差点」改善なるか!? “真ん中だけ4車線”な国道バイパス「ぜんぶ4車線化します!」 秋田

サングラスで仕事 今後増える?

東北地方整備局が2026年度の第1回事業評価監視委員会で、国道7号「秋田南拡幅」の事業の状況などについて審議しました。

県内屈指の「渋滞交差点」へ至る4車線化事業

 国土交通省東北地方整備局が、2026年8月5日(水)に開催した2026年度の第1回事業評価監視委員会で、国道7号「秋田南拡幅」の事業状況などについて審議しました。

 秋田南拡幅は、延長8.5kmの国道7号秋田南バイパス(はまなすロード)を全線4車線化する事業です。はまなすロードは、秋田市内のJR羽越本線桂根駅のそばから日本海沿いを北上し、雄物川と秋田運河を渡って、国道13号と交わる臨海十字路交差点に至りますが、このうち、中間部の雄物川付近2.2kmは2015年に4車線化済みです。

 しかし、南側3.3kmと北側3.0kmは依然として2車線のため、ボトルネック化しています。特に臨海十字路交差点は、1日当たり平均1万7000台超の交通量があり、県内の主要渋滞箇所の一つです。ここを起点に渋滞が頻発しているほか、ITARDA(交通事故総合分析センター)の統計では、本交差点での死傷事故率が、東北管内の国道7号でワースト1(2016年から2019年)となっています。

 加えて、冬期には大型車のスタックによる車両滞留もしばしば発生しているとのこと。混雑の緩和だけでなく、定時性の確保なども課題に挙げられています。

 なお、事業中区間のうち、秋田運河に架かる臨海大橋は、地質調査の結果を踏まえて橋脚基礎の杭の長さを延ばしたほか、地震発生時に既設の橋と新橋が干渉しないよう、主に上部工の設計を見直したとのこと。委員会では、このほか物価上昇に伴う労務費などの上昇や、擁壁構造の変更によるコスト縮減などを合計し、総事業費が50億円増えることが公表されています。

 これについて、秋田県の鈴木健太知事は「事業化時の設計精度の向上及びさらなるコスト縮減に努めるようお願いいたします」と要望したうえで、「平常時・災害時問わず信頼性の高い道路ネットワークの構築に寄与することから、引き続き、早期完成に向けた予算を確保するとともに、一層の事業推進を図ることをお願いいたします」と意見。本事業は継続が承認されています。