ウクライナ軍が、ロシア海軍黒海艦隊が拠点としているロシア南部のノヴォロシースク海軍基地を複数の新兵器で攻撃しました。
黒海艦隊の拠点港が大規模攻撃を受け炎上
ウクライナ国防省は2026年8月12日、ロシア海軍黒海艦隊が拠点としているロシア南部のノヴォロシースク海軍基地を攻撃したと発表し、その様子を捉えた映像を公開しました。
ロシア海軍黒海艦隊は元々、クリミア半島のセヴァストポリを拠点としていましたが、ウクライナ軍のミサイルやドローンによる攻撃が相次いだため、多くの艦艇がノヴォロシースクまで後退しています。
ウクライナ軍参謀本部は今回の攻撃に、新型長距離ドローン「パリャヌィツィア」、対艦ミサイル「ネプチューン」、無人水上艇など各種の新兵器を使用したことを明らかにしました。
防空陣地や桟橋、港湾施設への命中が確認されたほか、ロシア軍のアドミラル・グリゴロヴィチ級フリゲート「アドミラル・マカロフ」および「アドミラル・エッセン」、ブーヤンM型コルベット、22160型哨戒艦「ヴァシリー・ボイコフ」に損傷を与えたと報告しています。
公開された映像は、ノヴォロシースク周辺の対空砲火や炎上の様子を捉えています。ロシア軍は防空システムや電子戦システムを作動させて迎撃したとみられます。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今回の攻撃について、国産の兵器が初めて単一の作戦で連携して使用されたと自身の公式Xで言及しています。
攻撃を受けたとみられるアドミラル・グリゴロヴィチ級は、ロシアがインド海軍向けに建造したタルワー級フリゲートを本国でも採用した艦艇です。ステルス性を考慮した船体となっており、巡航ミサイル「カリブル」も最大8発搭載可能。全長124.8m、最大幅15.2m、満載排水量は4035トンと、黒海艦隊の艦艇の中では大型です。
なお、3番艦の「アドミラル・マカロフ」は、黒海艦隊の旗艦となっています。
【映像】ウクライナ軍の大規模攻撃を受けて炎上するノヴォロシースク港