3党合流、小川氏正念場=迫る8月末、妥結描けず

増える酷暑日 紫外線量も増加?

 中道改革連合、立憲民主党、公明党の合流協議を巡り、中道の小川淳也代表が正念場を迎えている。協議の事実上の期限が8月末に迫る中、妥結に向けた流れを作り出せていないためだ。立公の間には相互不信さえ芽生えつつあり、合流の軸となる中道のトップとして手腕を問われそうだ。
 「『合流』という限定的な言い方は避けたい。まずは3党が力強い形で連携できる道を模索したい」。小川氏は7日、協議の行方を東京都内で記者団に問われ、慎重に言葉を選んだ。小川氏が神経をとがらせるのは、言葉遣い一つで協議が暗礁に乗り上げかねないとの危機感があるからだ。
 協議では合流に前のめりな公明に対し、立民は一貫して慎重な立場だ。中道は立公を橋渡しし、議論の進展を図る調整役の役回りを演じている。
 小川氏は6月に両党党首に協議入りを呼び掛けると、協議自体は階猛幹事長に委ねつつ、立民支持の産業別労働組合(産別)幹部を相次いで訪問。「産別が腹を決めれば合流は決まる」と水面下で工作を進めてきた。そのかいもあってか、3党協議は7月31日、「8月末日を目途に結論を得る」との中間整理を党首間で交わすところまでこぎ着けた。
 もっとも、協議はその後も一進一退を続けている。立民執行部は今月2日から地方組織との意見交換会をスタート。衆院ブロックごとに会合を重ねているが、地方からは毎回、「中道への風当たりは厳しい」「中道は衆院選で失敗したのに同じことをするのか」などと厳しい言葉が上がる。
 3党は中間整理に、新体制について「存続合併が効率的」と明記。念頭にあったのは「中道への合流」だが、立民執行部は党内に「立民への合流」もあり得ると説明している。これを知った公明幹部が「いつそんな議論をしたのか」と反発するなど、3党の不協和音も大きくなりつつある。
 3党は週明けにも、お盆で中断していた協議を再開し、大詰めの交渉に入る見通し。「もう合流か雲散霧消しかない」。公明内から「8月中に結論を出せないなら関係を清算すべきだ」(関係者)と強硬論も漏れる中、小川氏は自らの退路を断つように周囲にこう語っている。 
〔写真説明〕原爆死没者慰霊碑に献花する中道改革連合の小川淳也代表(手前中央)と立憲民主党の水岡俊一代表(同左)、公明党の竹谷とし子代表(同右)=5日、広島市中区の平和記念公園