トランプ米大統領、イランの対応見極め=新たな軍事攻撃言及せず

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 【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は9日、米ニュースサイト「アクシオス」との電話インタビューで、対イラン交渉を巡り、「われわれの対応は控えめだ」と述べた。新たな軍事攻撃には言及せず、戦闘で経済的苦境に直面しているイランの状況を見極める考えを明らかにした。
 イランは原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放に応じる条件として、米国の攻撃で生じた損害の補償など6項目を要求し、対決姿勢を強めている。
 トランプ氏は「われわれは深刻なインフレと資金不足に直面するイランをただ静観しているだけだ」と説明。米国によるイランへの海上封鎖が経済危機をさらに悪化させていると指摘した。
 一方、ホルムズ海峡の開放条件に関する交渉を念頭に、協議は「うまくいくだろう」と強調した。
 トランプ氏は、高騰していた原油先物相場が下がったとして、米国の消費者が紛争による経済的な痛みをあまり感じなくなっているとも主張した。ただ、米国のガソリン価格は高止まり状態が続いており、消費者の不満が強まっている。
 イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」の報道官は9日、「海峡はただの水路ではなく、もはや戦場だ」と訴えた。米国がイラン攻撃に伴う損害を賠償するといった条件をのむまで、海峡を開放しないと強調し、米側をけん制した。