パルマ・カルチョに所属する日本代表GK鈴木彩艶の去就をめぐり、新たな可能性が浮上しているようだ。4日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』やフランス紙『レキップ』が伝えている。
多くのクラブからの関心が囁かれる中、現時点で鈴木の獲得競争をリードしているのがパリ・サンジェルマン(PSG)。すでに3300万ユーロ(約60億円)のオファーを提示したことが伝えられたが、パルマ・カルチョが要求額をボーナス込みで4000万ユーロ(約73億円)まで釣り上げたことを受け、新たな入札への準備を進めている模様。鈴木は加入に前向きで、すでに2031年6月末までの5年契約締結で原則合意に達しているという。
チャンピオンズリーグ(CL)連覇中の“欧州王者”への加入が現実味を帯びている鈴木だが、PSGへの完全移籍後にレンタルでユヴェントスへ加入するという驚きの案が浮上しているという。報道によると、今夏にフランス代表GKリュカ・シュヴァリエを放出できなかった場合、PSGは鈴木を獲得後すぐさまレンタルへ出す可能性があり、ユヴェントスがこうした状況を注視しているようだ。
ユヴェントスは鈴木に関心を寄せているものの、パルマ・カルチョの要求額を支払うことは困難であり、獲得競争でPSGに遅れを取っている。そんな中、低コストで獲得できる解決策として、PSGからのレンタルという案が検討されているようだ。先日PSGからフランス代表FWランダル・コロ・ムアニを獲得したユヴェントスだが、その際のクラブ間交渉において、鈴木のレンタル案も議題に上がっていたと『コリエレ・デロ・スポルト』は報じている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・シーラ氏も、鈴木がPSG加入に近づいていると前置きしつつ、ユヴェントスが同クラブからの単年レンタルを狙っていると指摘。ユヴェントスとPSGのクラブ幹部は良好な関係性を築いている模様で、今後の動向には注目が集まる。
鈴木は2002年生まれの現在23歳。浦和レッズからシント・トロイデンを経て、2024年夏からパルマ・カルチョでプレーしている。加入初年度からセリエAで38試合中37試合でゴールマウスを守ると、2年目の2025-26シーズンは負傷離脱がありながらも公式戦22試合に出場。FIFAワールドカップ2026では好セーブを連発し、日本代表の3大会連続決勝トーナメント進出に大きく貢献した。