米海軍の空母で運用した輸送機C-2A「グレイハウンド」が約60年の歴史に幕 最後は海軍航空隊発祥の地で飛行

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アメリカ海軍は2026年7月28日、C-2A「グレイハウンド」が現役最後の飛行を終えたと発表しました。

最後はブルーエンジェルスと共に

 アメリカ海軍は2026年7月28日、C-2A「グレイハウンド」が現役最後の飛行を終えたと発表しました。

 C-2Aは約6000人の観衆が集まった国立海軍航空博物館の上空で、アメリカ海軍ブルーエンジェルスと編隊飛行を行った後、歴史あるペンサコーラ海軍航空基地の滑走路に着陸しました。

 最後まで同機を運用していた第40艦隊兵站支援飛行隊(VRC-40)の指揮官であり、自身もペンサコーラ海軍航空基地で海軍航空人生をスタートさせたポール・イングラム中佐は、最後の飛行に際し、「空からペンサコーラを見ると、ここが『海軍航空発祥の地』であることを改めて感じます。私にとって非常に寂しい瞬間ですが、安全に、そして正しい形でこの機体の歴史を締めくくることができたという満足感もあります」とコメントしました。

 C-2Aはグラマン(現ノースロップ・グラマン)が開発した、空母での運用を前提とした艦上輸送機です。1964年11月18日に初飛行し、長年にわたり空母への人員や物資の輸送を担ってきました。なお、空母での発着艦は非常に高い操縦技量が求められ、同機は発着艦が難しい機体として知られています。また、過去に搭乗したパイロットも、独特の操縦特性を持つ機体だったと証言しています。

 なお、C-2Aの後継機はCMV-22「オスプレイ」です。同機はティルトローター機で、固定翼機のような高速巡航とヘリコプターのような垂直離着陸の両方が可能となっています。