今夏の移籍市場で苦戦続きのローマ、ボローニャの21歳FW獲得でようやく補強成功か

AIエージェントで変わるSaaS企業

 今夏の前線補強で苦戦続きのローマだが、今度こそ新たなストライカーの獲得にこぎ着けるか。

 2025-26シーズンのセリエA最終盤で見事なまくりを見せてチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に成功したローマ。今夏の移籍市場では早い段階から前線補強への動きを見せてきたが、ここまでメイソン・グリーンウッド、クリセンシオ・サマーフィルをそれぞれフェネルバフチェ、アル・ヒラルに移籍。自ら高額なサラリーの支払いを拒否したケースもあったが、想定以上の苦戦を強いられている。

 また、クラブ・ブルッヘから獲得濃厚とみられたU-21ドイツ代表FWニコロ・トレソルディに関しても相手クラブの高額な移籍金要求によって交渉は停滞している模様。

 そんななか、ここにきて急遽獲得候補として浮上したのが、ボローニャでプレーするアルゼンチン人FWサンティアゴ・カストロだ。

 母国の名門ベレス・サルスフィエルドから2024年1月にボローニャへ完全移籍で加入したカストロ。179センチメートルとサイズ的には恵まれていないものの、アルゼンチン出身のストライカーらしい身体の厚みと機動力、シュート感覚を有する21歳は昨季の公式戦51試合に出場し11ゴール4アシストを記録。とりわけ、3月にオリンピコで行われたヨーロッパリーグではローマ相手に1ゴール1アシストを記録し、ジャッロロッシを敗退に追い込む強烈なインパクトを残していた。

 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、そういった経緯もあってジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督からも獲得にゴーサインが出た粗削りなストライカーに対しては、年俸220万ユーロ(約4億1000万円)の5年契約で個人間合意に至ったという。

 さらに、クラブ間では3000万ユーロ+ボーナス500万ユーロの総額3500万ユーロ(約65億3000万円)の条件で大筋合意に至った模様だ。

 一方、両クラブの間ではウクライナ代表FWアルテム・ドフビクの買い取りオプション付きのレンタル移籍などの交渉も行われているようだが、両取引の関連は大きくなく、ひとまずカストロの移籍が先にまとまる可能性が高いという。

 ただ、今夏のローマは前述の2選手に加え、契約延長寸前だったトルコ代表DFゼキ・チェリクを土壇場でユヴェントスにハイジャックされた一件もあり、最後の最後まで油断できない状況に変わりはないだろう。