ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長と現在のFIFAの運営体制を批判した。21日、イギリス『BBC』が同会長のコメントを伝えている。
先日幕を閉じたアメリカ、カナダ、メキシコで行われたFIFAワールドカップ2026をめぐり、批判の的となったインファンティーノ会長。しかし、来年3月に控えるFIFA会長選挙においても、多数の支持を集めており、現時点では再選が確実視されている。
テバス会長はイタリアメディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューを通じて、FIFAの選挙制度に関して「根本から腐敗している」と主張。さらに、「対立候補もいない。誰も負けるために立候補したくないからだ。彼は留まるべきでないが、現状では去ることもないだろう」と語り、FIFAの体制に苦言を呈した。
また、北中米W杯開催にあたり、自身もアメリカを訪れていた模様。テバス会長は「ここ数日間、アメリカでインファンティーノ会長に反対する声、異議を唱える声をたくさん耳にしてきた」と語りつつも、「彼らは口ではそう言うが、実際には何も行動を起こさない。沈黙と共謀のどちらがより悪いかはわからないが、沈黙する人たちはサッカー界が被っている損害を認識していると思う」と、波風を立てようとしないサッカー界の体質について見解を示している。
さらに、噂される2030年大会の64チーム制への拡大案についても否定的な言葉を残している。
「すべてをW杯中心に回すわけにはいかない。出場するチームの数を増やすのは全く意味がないと思う。このスポーツを支えているのは、国内の戦いだ。40日間しか続かず、ごく一部の選手しか参加しないイベントにサッカーが破壊されている」
「最高の選手たちはそこでプレーしているのか?確かにしているが、彼らは国内リーグにもいる。国際的な試合を減らし、あらゆるレベルの国内のサッカーを保護する必要がある。彼らは自分たちが無責任な決定を下していることに気づいていないんだ」
「我々は、サッカー界全体を顧みず、自分たちの利益だけを追求し、自分たちの都合の良い時に自分たちのやりたいことを決め、行動する組織によって支配されている。そして多くの場合で、それはサッカー界にとって有害な結果をもたらしている」