20代議員、懐事情厳しく=6人中3人「ゼロ」、出馬負担も―衆院資産公開

生保業界に起こるある変化とは?

 衆院議員の被選挙権が「25歳以上」と規定される中、2月の総選挙では6人の20代議員が誕生した。21日に公開された資産報告書では、うち3人が資産額「ゼロ」、2人が20万円未満と報告しており、「選挙活動の負担も重い」との声が上がる。
 資産報告書には不動産のほか、当座や普通預金を除く預貯金、金融資産などを記載する。全国最年少で初当選した村木汀議員(26)=自民、比例北海道=は、全ての項目を「ゼロ」と報告。介護事業会社勤務を経ての出馬で、取材に「ありのままに報告した。若い世代の等身大の現状を示すものと考えます」とコメントした。
 同じく初当選の佐々木真琴議員(29)=国民、比例東北=は、投資信託12万円と軽自動車1台を記載。岩手県宮古市議からの転身だが、報酬や政務活動費は「活動すればするほど残らない」。本州で最も広い岩手2区でも立候補しており、選挙区内を回る宿泊費などがかさんだという。躍進したチームみらいの林拓海議員(28)=比例東北=は金銭信託19万円のほか、借入金も報告した。
 2回生では小竹凱議員(28)=国民、比例北信越=が全て「ゼロ」で、「初出馬の時はお金がなく、自分でポスター張りや事務所の内装工事も行った」と振り返る。
 大空幸星議員(27)=自民、東京15区=も記載は普通自動車1台だけ。「若い世代は相対的に蓄えが少ない。政治参加しやすい環境づくりもしていきたい」と語った。
 若者の政治参加を促す一般社団法人「日本若者協議会」の室橋祐貴代表理事(37)は「ためられるお金にも限界があり、(小選挙区で300万円必要な)供託金もハードルになる」と指摘。選挙ポスターやビラなどへの公費支援もあるが、「使い道を自由にすることで、負担軽減につながるのではないか」と訴える。