茨城県警が公式Xを通じて、トヨタ「アルファード」30系後期モデルのオーナーへ盗難への注意を呼びかけています。なぜ、この特定のモデルばかりがピンポイントに狙われるのでしょうか。
「特に30系後期が危険」県警が対策呼びかけ
茨城県警は2026年7月9日、トヨタ「アルファード」の盗難について、公式Xで注意を呼びかけました。ただ、「アルファード30系(特に後期)の盗難被害が増えています」と、かなり具体的に型式などを取り上げています。
なぜ、特定のモデルばかりがピンポイントに狙われるのでしょうか。
トヨタの最高級ミニバンであるアルファードは、日本のみならず海外でも人気のモデルです。特に中国や香港、東南アジアや中東などからは圧倒的なニーズを集めており、地域によっては日本円換算で1000万円をはるかに超える高値で取引されることも。
そのため、アルファードは車両盗難や車上荒らしなどのターゲットになりやすい車種でもあります。日本損害保険協会が毎年まとめている「自動車盗難事故実態調査結果」のランキングでは、同じくトヨタの「ランドクルーザー」に続き、2023年から昨年2025年まで3年連続で、アルファードは車名別盗難のワースト2位に入っています。
なかでも茨城県警が特に注意を呼び掛けているのが、2018年1月に登場した先代アルファード(通称:30系)の後期モデルです。このモデルでは前期モデルと比べて、内外観のデザインがリファインされたほか、新しい排気量3.5LのV型6気筒エンジン、8段ATなどが新搭載されました。また予防安全システム「トヨタセーフティセンス」も第2世代に更新されています。
中古車としては年式が新しく、なおかつ装備面も充実した1台といえますが、その一方、盗難を防ぐセキュリティシステムは現行の40系アルファードなどより古い世代のため、セキュリティを比較的容易に突破されやすいという弱点も指摘されています。
茨城県警は同型モデルの所有者に対して「愛車を守るためには、見せる対策、見えない対策の複数対策」が重要だと説明し、被害を未然に防ぐよう注意喚起しています。