FIFAワールドカップ2026・準々決勝が11日に行われ、アルゼンチン代表とスイス代表が対戦した。
連覇を目指すアルゼンチンはグループステージを3戦全勝で終え、決勝トーナメントでは苦戦を強いられながらもカーボベルデ代表、エジプト代表を撃破。39歳となったリオネル・メッシは今大会トップタイの8ゴールを挙げるなど絶好調だ。対して、グループBを2勝1分で首位通過したスイスは、アルジェリア代表とコロンビア代表を破って72年ぶりにベスト8へ進出。持ち前の堅守を武器に、ラウンド16で敗れた2014年ブラジル大会の雪辱を期す。
開始早々の10分、連続してコーナーキックを獲得したアルゼンチンは、メッシが左から蹴ったアウトスイングのクロスにアレクシス・マック・アリスターが頭で合わせて先制に成功。幸先良くリードを奪うと、その後はスイスにボールを保持されながらもコンパクトなブロックを形成し、決定機を与えず。32分にはショートカウンターからブリール・エンボロが抜け出したが、リサンドロ・マルティネスとGKエミリアーノ・マルティネスの好対応でシュートを打たせなかった。
後半はややオープンな展開が続き、1点を追うスイスが攻勢を強める。すると67分、左サイドに大きく開いたダン・ンドイがリカルド・ロドリゲスとの巧みなワンツーでボックス内左へ侵入し、そのまま右足で流し込んで試合を振り出しに戻した。
ところが、同点ゴール直後に試合の流れを大きく左右する事象が発生。レアンドロ・パレデスと競り合ったエンボロが転倒し、主審は当初パレデスにイエローカードを提示。しかし、オンフィールドレビュー(OFR)によってパレデスとエンボロが接触していなかったことが明らかになり、パレデスへの警告が取り消されるとともに、シミュレーションの反則を犯したエンボロにこの日2枚目のイエローカードが提示された退場となった。
数的有利となったアルゼンチンは攻め続けるが、GKグレゴール・コベルの好セーブもあり、試合は延長戦に突入。迎えた112分、ボックス左角付近でパスを受けたフリアン・アルバレスがカットインから右足を振り抜くと、強烈なシュートが美しい弧を描いてゴール右隅に突き刺さり、勝ち越しに成功する。さらに120+1分にはカウンターからラウタロ・マルティネスが貴重な追加点を挙げた。
試合は3-1で終了し、死闘を制したアルゼンチンがベスト4へ駒を進めた。現地時間15日の準決勝ではイングランド代表と対戦する。
【スコア】
アルゼンチン代表 3-1 スイス代表
【得点者】
1-0 10分 アレクシス・マック・アリスター(アルゼンチン代表)
1-1 67分 ダン・ンドイ(スイス代表)
2-1 112分 フリアン・アルバレス(アルゼンチン代表)
3-1 120+1分 ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン代表)
【ゴール動画】延長後半にアルバレスが衝撃ゴラッソ! アルゼンチンが死闘を制す