ロシア海軍の潜水艦に「異変」! 衛星画像の分析で明らかに 船体に“巨大な傘”を設置か イギリス国防省が指摘

インフラ整備 予防保全型へ転換

ロシア海軍・黒海艦隊の潜水艦に無人航空機(UAS)対策用ケージが装備されたことが衛星画像から判明しました。

異様な姿になった潜水艦を衛星画像が捉える

 イギリス国防省は今月、衛星画像の分析により、ロシア海軍・黒海艦隊の潜水艦に、無人航空機(UAS)対策が施されたことが判明したと発表しました。

 イギリス国防省は、黒海艦隊に配備されているキロ級潜水艦4隻のうち、3隻の艦橋に無人航空機対策用のケージが装備されていたと指摘。残る1隻にも近く設置されることは確実と分析しています。

 この動きは、ウクライナ軍が前線から離れた標的を無人航空機で攻撃する能力を高めており、予防措置として行われているとの認識を示しています。

 ロシアによるウクライナへの全面侵攻以降、戦車など陸上装備には無人航空機対策用のケージが設置されるようになっており、それが潜水艦にも波及した形となります。

 ウクライナ軍は有力な艦艇を保持していませんが、無人水上艇や無人航空機を活用した非対称戦術により、ロシア海軍の黒海艦隊に大きな打撃を与えました。

 なお、ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦をめぐっては、2024年8月に実施されたウクライナ軍のミサイル攻撃で、キロ改級の「ロストフ・ナ・ドヌー」が沈没。また、2025年12月、ウクライナの水中ドローンによる攻撃で、キロ改級の「コルピノ」が重大な損傷を受けたとみられています。