かつてFC東京で、MF佐藤龍之介をトップチームデビューさせたアルベル・プッチ・オルトネダ氏が、母国の名門に加入する“教え子”について語った。7日、スペイン紙『エル・デスマルケ』が伝えている。
バレンシア史上初の日本人選手となる佐藤は現在19歳。ロス世代のアタッカーは、FC東京のユース出身で2023年3月に、当時指揮を取っていたアルベル・プッチ・オルトネダ氏の下、16歳と4カ月20日でトップチームデビューした。その後、レンタル先のファジアーノ岡山でJ1ベストヤングプレーヤーに選出されるほどの大ブレイクを果たしたほか、世代別の日本代表での活躍も高く評価され、今夏に“スペインの名門”と2031年夏までの5年契約を締結した。
そんななかで7日、クラブ公式メディアのインタビューに応じたアルベル・プッチ・オルトネダ氏。バルセロナで若手育成に携わった過去を持つFC東京の元指揮官は、「私は、我々のフットボール文化、そしてラ・マシアでの経験から、若い選手に対してはあらゆる機会を与えるべきだと考えている。FC東京での2年目、プレシーズンでユースから3、4人の選手が加わったなかで、彼のスペイン人っぽいプレースタイルとボールタッチの技術に驚いたんだ。人柄もとても良くて、クラブにもっと頻繁にトップチームの練習に参加させるよう掛け合ったよ。16歳の時にカップ戦でデビューさせたけど、素晴らしい活躍を見せてくれた」と原石を見つけた当時の心境を振り返った。
また、「バレンシア移籍は良い選択だと思う」と母国の名門加入に太鼓判を押した同氏は、「卓越したテクニック、ボールを失わずにキープする能力、ディフェンスラインを破るパス、ライン間を縫うようなプレー…こういうのは、日本では滅多に見られないものだったけど、彼はそれを持ち合わせていた」と非凡な才能を称賛しつつ、「みんなも彼のキャラクターや人柄に魅了されることを願っている。適応には時間がかかるかもしれないけど、辛抱強く見守ってほしい」とバレンシアでの活躍に期待を寄せている。
そんな佐藤が加入したバレンシアの2026-27シーズンの開幕は、8月の第3週。チャンピオンズリーグに出場するベティスを、本拠地『メスタージャ』に迎える。