ポルトガル代表は現地時間6日、FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)でスペイン代表に0-1で敗れた。同試合後の会見にて、ポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が退任を発表。ポルトガルサッカー連盟(FPF)が、同会見の様子を伝えた。
史上初のワールドカップ優勝を目指すポルトガル代表と、EURO2024を制した欧州王者のスペイン代表によるラウンド16は、序盤から一進一退の攻防が繰り広げられたものの、均衡は破れることなく終盤へ突入。スコアレスのまま延長戦突入の可能性も頭をよぎった後半アディショナルタイム、スペイン代表FWフェラン・トーレス(バルセロナ)のスルーパスに抜け出したMFミケル・メリーノ(アーセナル/イングランド)に決勝点を奪われ、ポルトガル代表は万事休す。試合はこのまま0-1で終了し、ポルトガル代表はベスト16敗退となっていた。
試合後、会見に臨んだロベルト・マルティネス監督は、スペイン代表とのゲームがポルトガル代表を率いる自身のラストゲームになったと発言。ポルトガル国民、ポルトガル代表の選手たち、FPFとコーチングスタッフへの感謝の意を、次のような言葉で表現した。
「まず、ポルトガル国民の皆様に感謝申し上げたい。信じられないほど素晴らしい時間で、言葉では言い表せないほどの誇りを感じることができた。ファンの皆様、そして国民全体の力強さ、エネルギーに感謝している。一生の思い出として胸に刻む」
「次に、選手たちの働きぶりに感謝したい。彼らは素晴らしかった。才能に溢れていた。しかし、何よりも『チーム』としてまとまるための献身があった。代表チームなのだから、優秀な選手が集まるのは当然とも言える。しかし重要なのは、チームとしてまとまることだ。(私が率いた)45試合、ポルトガル代表史上最高の成績を収めることができたが、これは選手たちの献身的な姿勢の賜物だ」
「ネーションズリーグでの優勝、記録更新といった思い出を作る上で、あらゆる環境を整えてくれたサッカー連盟、そして初日から信じられないほどのプロ意識を見せてくれたコーチングスタッフに心からの感謝を伝えたい。選手たちのため、懸命に働いた自負はある。素晴らしい思い出と、ポルトガル国民への感謝の気持ちを胸に刻む」
続けて、ロベルト・マルティネス監督は、FPFのペドロ・プロエンサ会長にも言及。「当然ながら、ペドロ・プロエンサ氏は監督を選ぶ権利がある。会長と連盟の皆様には、あらゆる面でご支援をいただき、最高の環境を整えていただいたことに感謝をお伝えする」と発すると、「一つのサイクルが終わった。私はこの思い出を胸に刻む。ポルトガル国民の皆様の中にも、この3年半の思い出が残ることを願っている」と、自身がポルトガル代表を率いた期間を振り返った。
なお、スペイン代表戦については、「まず、残念な結果に終わった。望んでいた結果ではない。相手は優勝候補の一角とはいえ、我々の目標達成を阻むことを許容してはならなかった」とロベルト・マルティネス監督。「守備面では勇敢で、積極的で、非常に良かったと思う。しかし、ワールドカップのラウンド16では、ボールがクロスバーに当たった後、ゴールに入るのか入らないのか、試合の90分に得たフリーキックでの素早いリスタートなど、非常に細かいことが重要になるんだ」と続け、細部が勝敗を分けたと語った。
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