W杯早期敗退のドイツ、ナーゲルスマン監督の退任決定…DFB「監督就任に対して前向きな姿勢」クロップ氏との交渉認める

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 ドイツサッカー連盟(DFB)は3日、同国代表を率いていたユリアン・ナーゲルスマン監督の退任を発表した。

 FIFAワールドカップ2026でグループEに入ったドイツ代表は、グループステージを2勝1敗の首位で通過。日本時間6月30日に行われたラウンド32ではパラグアイ代表と激突した。1-1のまま勝負の行方がPK戦までもつれると、ドイツ代表は3人がキックを失敗。ラウンド32でまさかの敗退となった。2014年のブラジル大会で通算4度目の世界制覇を飾ったドイツ代表だが、その後の2大会ではグループステージ敗退。今大会でようやく決勝トーナメントに進出したものの、早期敗退に終わってしまった。

 北中米W杯の早期敗退を受けて、DFBのベルント・ノイエンドルフ会長の提案を受け、『DFB GmbH & Co. KG』の株主代表および監査役会は3日、ナーゲルスマン監督との契約を即時終了することを全会一致で決定。なお、その前日にナーゲルスマン監督は連盟幹部との非公開の話し合いの中で、職務を退く意向を申し出ており、この申し出を承認する形となった。

 ノイエンドルフ会長は今回の契約解除に際して以下のコメントを残している。

「DFBは、2023年9月以来のユリアン・ナーゲルスマン氏の尽力に対し、心から感謝の意を表します。彼は高い献身性と並外れた意欲の持ち主です。さらに、ユリアン・ナーゲルスマン氏は極めて責任感が強く誠実な人物であり、我々全員が彼を高く評価しています」

 一方、退任が決定したナーゲルスマン監督は期待外れの結果に終わった結果に対する謝罪とともに感謝の言葉を語っている。

「敗退が決まってからの数日間、私は多くのことを考え、個人的な信頼できる友人や連盟内の信頼できる人々と相談を重ねてきました。この決断に至ることは、決して容易なことではありませんでした。私の最大の目標は常にチームの成功でした。これほど痛ましい失望を味わった後、チームには過去の重荷にとらわれず、新たなスタートを切るチャンスが与えられるべきです。私のコーチングスタッフ、サポートスタッフ、そして私たちを支えてくれた連盟のすべての方々に感謝します」

「そして何よりも、互いの信頼関係のもとで共に仕事をする機会に恵まれた選手たちに感謝します。ファンの方々にも特別な感謝を捧げます。困難な時でも、皆さんは私たちを支え、信頼し、力を与えてくれました。皆さんの期待を裏切り、このワールドカップでさらなる『サッカーの夜』を届けることができなかったことは、私にとって深い痛手です。皆さんはもっと多くの喜びを享受するに値しました!」

 さらに、DFBは後任指揮官に関してこれまでドルトムントやリヴァプールを率い、現在はレッドブル・グループのグローバルサッカー部門の責任者を務めるユルゲン・クロップ氏との交渉を行っていることを、同声明のなかでこう説明。

「新監督の選任をめぐり、DFB幹部は今後、ユルゲン・クロップ氏との協議に臨む意向です。同氏はすでに、監督就任に対して前向きな姿勢を示しています」

クロップ率いる新生ディ・マンシャフトの誕生が濃厚となっている。

 ナーゲルスマン監督は、1987年7月23日生まれの38歳。20歳で現役を引退すると指導者の道に進み、2016年2月には28歳でホッフェンハイムの監督に就任したことでブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)史上最年少監督となった。その後に率いたバイエルンでリーグ優勝やDFLスーパーカップ優勝を経験すると、2023年9月には日本代表との国際親善試合に敗れて解任されたハンジ・フリック監督の後任としてドイツ代表監督に就任。欧州予選を5勝1敗で首位通過して19大会連続21回目(旧西ドイツ時代を含む)のW杯出場を決めたものの、北中米W杯で好成績を収めるには至らなかった。