財務省が3日発表した2025年度の国の一般会計決算概要によると、税収は前年度比12.0%増の84兆2226億円と、6年連続で過去最高を更新した。前年度の75兆2321億円を約9兆円上回り、増加幅も過去最大。賃金や企業収益の増加、物価高で消費額が膨らんだことなどが税収を押し上げた。
税収の大半を占める基幹3税のうち、所得税は19.1%増の25兆2565億円だった。24年度に実施した定額減税がなくなったことに加え、賃上げに伴って給与所得が増加した。金利上昇や株高を背景に金融所得関連の税収も増えた。
消費税は4.0%増の26兆278億円と過去最高を更新した。法人税も21.4%増の21兆7450億円と、過去最高。金利上昇に伴う利ざや拡大で金融機関の業績が好調だったほか、人工知能(AI)関連の需要拡大などを追い風に企業収益は堅調だった。
税外収入は日銀納付金の上振れにより、25年度補正後予算額を9880億円上回った。歳出面は、予算の使い残しを示す不用額が2兆993億円の見通し。政府は税外収入の上振れ分と不用額を踏まえ、国債発行額を3兆円圧縮した。