スペイン代表、W杯の無失点記録を塗り替え…カタール大会の田中碧弾を最後に519分間無失点

メモリ価格高騰 いつまで続く?

 スペイン代表が、FIFAワールドカップにおける無失点記録の最長時間を塗り替えた。

 FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)が現地時間2日に行われ、スペイン代表はオーストリア代表と対戦。試合は36分、DFマルク・ククレジャ(レアル・マドリード)からの折り返しをFWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が左足で沈め、スペイン代表が先手を取ると、後半に入った66分にはFWアレックス・バエナ(アトレティコ・マドリード)のクロスボールからDFペドロ・ポロ(トッテナム・ホットスパー/イングランド)がヘディングシュートでネットを揺らす。89分にはまたもククレジャのパスからオヤルサバルがゴールを奪い、終わってみれば3-0と、結果・内容ともにスペイン代表が圧倒した。

 同試合、スペイン代表はオーストリア代表に枠内シュートを1本も許さなかった。それどころか、今大会4戦目にして、通算で打たれた枠内シュート数はわずかに「4」。安定した守備を誇り、クリーンシートを続けている。

 加えて、スペイン代表は前回のカタール大会はベスト16で敗退したものの、モロッコ代表とのゲームは0-0で突入したPK戦で力尽きた形だった。公式記録上、モロッコ代表との120分間で失点はしていない。

 つまり、スペイン代表がワールドカップの舞台で最後に喫した失点は、カタール大会のグループE第3節で、日本代表に決められた一撃だ。同試合、スペイン代表は日本代表に1-2で敗れたが、後半立ち上がりの51分、MF田中碧(現:リーズ/イングランド)に逆転ゴールを許した。“三笘の1ミリ”を機に生まれた得点として知られている。

 RFEF(スペインサッカー連盟)によると、オーストリア代表戦を無失点で終えたことで、スペイン代表はFIFAワールドカップにおける無失点記録の最長時間を更新したという。これまでは、1990年のイタリア大会でイタリア代表が積み上げた517分という数字が最長だったが、今回、スペイン代表は519分にわたって無失点を継続している。

 なお、イタリア大会で“アズーリ”のゴールを守ったのは、インテルを中心に活躍したGKワルテル・ゼンガ氏。無失点記録はGKの功績のみで実現できるものではないが、“最後の砦”として、GKの個人記録として紹介されることが多い。

 そうした意味では、今回、スペイン代表のゴールマウスを守っているのはGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)だ。同選手はカタール大会の日本代表戦から今回のオーストリア代表戦まで、スペイン代表が戦ったワールドカップの全試合に出場中。ゼンガ氏の記録を塗り替え、ワールドカップ史にその名を刻んだ。

【ハイライト動画】スペイン、“優勝候補”たる所以を示す3発快勝