政府は30日午後に臨時閣議を開き、皇族数の確保策を盛り込んだ皇室典範改正案を決定する見通しだ。与党の日本維新の会では、皇室に迎える養子の年齢を「15歳以上」に限定したことに異論が根強かったが、自民党の麻生太郎副総裁と維新の藤田文武共同代表が会談し、今国会提出で合意した。
改正案では、現行の皇室典範9条が禁じる養子縁組について、末尾に新たな章を加えて例外として認めた。対象は、1947年に皇籍を離脱した旧11宮家の子孫で、妻と子を持たない15歳以上の男系男子に限定。養子本人は皇位継承資格を有しないと定めた一方、男子が生まれた場合は継承権を持つと規定した。
両党は速やかに与党政策責任者会議を開き、了承手続きを終える方針。高市早苗首相が7月1日からインドを訪問するため、政府内では30日中の閣議決定が望ましいとの意見が出ていた。
〔写真説明〕記者会見する木原稔官房長官=30日午前、首相官邸