小田原厚木道路の下の「新トンネル」27日開通! 上を通る「激セマ現道」さらば! “まるでワープ”な新ルートに

2026年、駆け込み事業承継に注目

神奈川県小田原市内で整備が進められていた都市計画道路「城山多古線」と「小田原山北線」が全線開通を迎えます。

「トンネルの下のトンネル」27日に開通へ

 神奈川県小田原市内で整備が進められていた都市計画道路「城山多古線」と「小田原山北線」が、2026年6月27日(土)に開通します。

 この道路は、小田原駅西口から小田急線の西側を通り、大雄山線の穴部駅や山北町方面へ通じる全長3.1kmのルートです。これまでに小田原駅側の約2.1kmが開通済みでした。残る区間は小高い丘に阻まれていましたが、今回、新設の「新坂下トンネル」を含む約1.0kmが開通し、穴部駅付近の現道である県道74号小田原山北線へ接続。これにより全通を迎えます。

 新坂下トンネルは延長230mで、小田原厚木道路の小田原東IC-荻窪IC間にある「坂下トンネル」のすぐ下を貫いています。一方、小田原山北線の現道は坂下トンネルの真上を通っていますが、アップダウンが激しい上に、歩道もないほど道幅が狭く、大型車が通行できないという課題を抱えていました。新しいトンネルの開通で、この狭隘区間を一気に抜けられるようになります。

 市は、今回の開通について「市北部から小田原駅や市役所、市立総合医療センターなどがある市中心部へのアクセス性が向上」することや、「現県道からバイパス区間へ交通の転換が図られ、安全性が向上」するといったメリットを挙げています。

 さらに広域的な視点で見ると、小田原市街地の慢性的な渋滞も緩和が見込めます。市街地での渋滞は、北部の大雄山線や御殿場線沿線から、海沿いの国道1号方面へと交通が集中することも一因です。今回の開通により、その一部を小田原駅の西側に振り向けることが可能になります。

 なお、市は6月27日の朝10時から現地で開通式を行う予定でしたが、当日は台風7号と8号が接近する予報のため中止としました。式典は開催されないものの、道路自体は「予定したとおり開通します」と発表しています。