「高速アクセス道が“酷道”」解消へ 愛知の秘境くねくね道に“ほぼトンネル”のバイパス、建設が佳境に

所得「1億円の壁」問題とは?

愛知県北東の山間部、奥三河地域で国道473号「月バイパス」の建設が佳境を迎えています。

「月バイパス」建設が佳境へ

 愛知県北東の山間部、奥三河地域で新たなバイパスの建設が佳境を迎えています。その名も国道473号「月バイパス」です。

 月バイパスは東栄町月と設楽町神田(かだ)を結ぶ3.4km。両町の中心部どうしを結ぶ国道473号のうち、狭小かつ急曲線が連続する危険箇所を回避するバイパスです。延長の約7割を占める2つのトンネルと3つの橋で構成され、2026年6月には2本目のトンネルも貫通しました。

 このルートにはほかにも急曲線箇所がありましたが、2015年に「設楽バイパス」(3.1km)が開通し、トンネル主体の新ルートができました。「月バイパス」はそれに隣接する区間で、車両のすれ違いも困難な“酷道”区間はほぼ解消されます。

 東栄町では2026年3月、新東名から北上する三遠南信道の未開通区間だった鳳来峡IC~東栄IC間が開通し、三遠南信道の愛知県区間が全通しました。国道473号のバイパス区間は、設楽町から東栄ICに至るアクセス道にもなっています。緊急輸送のリスク解消だけでなく、三遠南信道を基軸とした観光・周遊の活性化にも期待がかかっています。

 月バイパスの事業期間は2030年度までに設定されています。