14年前に消えた「東京に一番近いNEXCOのパーキングエリア」全く別の場所で復活へ!? 施設規模は大幅パワーアップで建設中!

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東京方面へ向かう高速道路の上り線で「最も東京に近いPA」の新設工事が行われています。ただ、下り線とは全く別の位置。かつて存在したPAが意外な"転生"を遂げそうです。

「上り線にあるのに上り線から利用不可」京葉市川PAの謎が解消!?

 首都高7号線や外環道から千葉方面へ向かう京葉道路に入り、最初に現れる休憩施設が「京葉市川PA」です。ただ、いろいろ不思議なことだらけのPAでもあります。

 このPAは「下り線のエリアだけど上り線側にある」「地上3階建ての高架PA」という特殊な建築物で、なおかつ最大の特徴が「上り線からは利用できない」こと。もっといえば「施設内からも1階には立ち入れない」点です。

 しかし2026年現在、この京葉市川PAの上り線エリアを新設する工事が進んでいます。ただし、その場所は下り線エリアとは全く異なります。

 現在、京葉市川PAのある場所には、かつて「鬼高PA」がありました。鬼高PAは上下線ともに設けられていましたが、外環道工事のため2012年に閉鎖。その上り線跡地の一部を使って現在の京葉市川PA(下り専用)がオープンしたのが、外環道(千葉区間)の開通する直前、2018年4月のことでした。

 なお、鬼高PA下り線の跡地には、下り本線と京葉市川PAを行き来する高架ランプが建設されており、新たにPAを設けられる余地はありません。

 では、京葉市川PA上り線はどこに新設するのかというと、下り線エリアから2kmほど千葉寄り、「船橋ICから原木ICのあいだ」の上り線側です。

 下り線エリア(原木IC~京葉市川IC)とは区間も異なりますし、鉄道の最寄り駅は「西船橋」です。しかし、建設地の住所は「市川市二俣」なので、名に偽りはありません。

一体どんなPAに? そもそも「下り線エリアの1階」使わないの…?

 発表されている図面によると、上り線エリアは小型車165台、大型車33台の駐車場に、ショッピングコーナーとフードコートを備えた平屋の商業施設(建築面積約500平方メートル)が設けられる予定です。

 ただ、2026年6月の時点では擁壁工事などの段階で、完成には程遠い状況です。一部では2026年度の開業予定とされていますが、NEXCO東日本関東支社は開業時期については「未定」と回答しました。

 では、そもそもなぜ3階建ての下り線エリアを、上り線とで共用しないのでしょうか。

 実は下り線エリアの1階は、千葉県警高速隊の分駐所と従業員駐車場に使われています。そもそも、下り線の施設は京葉JCTのランプが分岐する箇所に位置しており、PAから上り本線へのランプは付けられそうにありません。そこで代替地が検討されました。

 上り線エリアが完成すれば、首都高の放射路線につながるNEXCOの高速道路では最も東京に近いPAとなります。ただ、それより千葉寄りにある「幕張PA」からは約10kmしか離れていません。

 それでも開業するメリットは、大型の幕張PAとは業態が異なるうえ、首都高7号線やC1都心環状線、C2中央環状線には「飲食・物販サービスのあるPAが無い(自販機は除く)」こと、また外環道などのPAとも離れているため他と競合せず、利用が見込まれるとされています。

 首都高方面では都心部に箱崎PAがありますが、規模が小さく満車で入れないこともあります。また外環道の新倉PAは約44kmも離れるそうです。いずれにしても、東京都心側における“PAの空白エリア”が少しでも埋まるのは助かるところかもしれません。