座って通勤・通学のために「課金」もはや当たり前に!? 「会社が支給」「全廃して増発を」賛否両論! 利用者8割超え 驚きの実態あきらかに

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乗りものニュースでは読者アンケートを実施。通勤・通学時の「有料着席サービス」の利用状況について聞いたところ、利用者の実態が浮き彫りとなりました。

8割が鉄道の「有料着席サービス」利用経験アリと回答

 乗りものニュースでは2026年5月20日から5月27日にかけて、通勤・通学時における有料特急や有料座席列車、グリーン車などの着席サービスの利用に関するアンケートを実施しました。

 現在の利用状況について聞いたところ、半数以上となる53.9%が「たまに利用している」と回答しました。続いて、「週に数回利用している」が14.6%、「毎日利用している」が13.5%となり、利用経験がある人が8割を超える結果となりました。

 有料着席サービスを利用する理由としては、全体の86.5%が「座れるから」と回答し、圧倒的な結果となりました。続いて、「人が少ないから」が29.2%、「自分へのご褒美」が25.8%、「乗車時間が長いから」が22.5%と、快適に着席できることや、移動負担の軽減を理由に挙げる人が多いようです。

「大きい荷物があるとき」(60代・男性・首都圏在住)
「家を出る時間が遅くてもいい」(20代・男性・首都圏)
「体調が悪いとき」(40代・女性・首都圏在住)
「会社から特急代が支給されているため」(20代・男性・首都圏在住)

 体調不良などのアクシデント時や、大きな荷物を抱えている際に限って有料特急やグリーン車を利用するという回答のほか、会社から特急料金が支給されるため、料金を気にせず快適さを求めて利用するという意見も寄せられました。

 なお、「仕事などに集中できるから」という意見も6.7%ながら挙がっています。

「Wi-Fiや電源やら確保出来るから」(50代・男性・近畿在住)
「車両によってはコンセントやテーブル・Wi-Fi等の付加サービスを目的として乗車する」(40代・男性・九州沖縄在住)

 こうした座席ではコンセントやインターネット環境が整備されていることも多く、移動中の仕事や作業を目的として利用するケースもあるといいます。

「課金勢」の平均乗車時間は?

 回答者には、利用するグリーン車および有料特急の大まかな乗車時間を聞き、平均乗車時間を調べたところ、約41分という結果になりました。

 加えて、グリーン車と特急列車に分けて集計したところ、グリーン車は約46分、特急列車は約40分となり、グリーン車利用者の方がやや長い傾向が見られました。

 有料着席サービスの利用理由として、「速いから」との回答も18%集まりました。確実な着席を求めるグリーン車とは異なり、通勤・通学時間帯の有料特急では速達性も重視され、特急を利用することで家を出る時間を遅くできることや、乗車時間の短縮も利用理由となっているようです。

 また「勤め先の出勤時刻にちょうどいいタイミングで着く列車がそれしかないから」(30代・男性・近畿在住)と、ダイヤ上で最も都合の良い列車として利用しているケースもあるようです。

 なお、グリーン車および特急列車それぞれの乗車時間については、どちらも最長が120分、最短が20分で、大きな差は見られませんでした。

 一方で、通勤・通学時間帯の有料着席サービスについて、「不要」との回答11.2%、「今後利用したい」との回答は6.7%にとどまりました。

「着席サービスを使用しなくても座れるから」(40代・男性・近畿在住)
「必要なほどの距離じゃない」(30代・男性・首都圏在住)
「1乗車10分程度の乗り継ぎなので有っても利用しない」(60代・男性・首都圏在住)
「利用してまで必要な時間が通勤にかかっていない」(男性・60代・首都圏)

 乗車時間や距離が短い、混雑していない場合などは、有料着席サービスを利用する必要性は高くありません。一方で、「今後利用したい」と回答した人からは、今後の通勤・通学環境や移動距離が変化した場合には利用を検討したいという声も寄せられました。

「有料座席の運行分一般車両の本数が減らされ混雑が悪化する」(20代・男性・近畿在住)
「混雑解消のために導入されたグリーン車ですが、かえって混雑になっています。グリーン車のあり方を考えてほしいです」(男性・40代・首都圏)
「通勤・通学時間帯は有料座席列車を全廃し、通勤車両による増発、増結してほしい」(男性・20代・近畿)

 便利な一方で、普通列車への影響として、かえって混雑に繋がっているのではないかと指摘する声も挙がりました。