千葉、Jリーグホームゲーム開催時の全席指定化を発表…入場待機列や過剰な席取りの解決へ

約50年ぶり 小売業に迫る大改革

 ジェフユナイテッド千葉は3日、2026-27シーズンのJリーグにおけるホームゲーム開催時の全席指定席化について発表した。

 クラブの発表によると、2026-27シーズンに本拠地『フクダ電子アリーナ』で開催されるリーグのホームゲームにおいて全席指定席化を実施するとのこと。来場者数の増加に伴い、入場待機列での雑踏事故の発生リスクや夏季における熱中症などの健康リスクが高まっているほか、過剰な席取りという課題も発生。現行の運用では根本的な解決に至らず、安全性や観戦環境の快適性の確保といった観点において、現行運用の限界に達しているとの判断に至ったという。

 これらの課題を解決し、安全で安心な試合運営、快適な観戦環境を実現するべく、『フクダ電子アリーナ』におけるJリーグのホームゲームは全席指定席で運用されることに。クラブは入場待機列の緩和および座席利用の適正化を図るとしつつ、次のように発表している。

「全席指定席化により、安全性や快適性、さらに来場時間を気にすることなく安心して座席を確保していただける環境を整えることで、これまで『席が確保できないかもしれない』という不安から、ご来場をためらわれていた小さなお子さま連れのご家族、ご高齢のお客さま、体の不自由なお客さまにもより安心してご来場していただけるスタジアムを目指してまいります。誰もが快適に試合観戦を楽しみ、ジェフユナイテッドをより身近に感じていただける環境へと進化させることで、未来につながる『ホーム、フクアリ』を創ってまいります」

 また、応援文化の継承については以下のように強調。熱量ある一体感を維持、創出していくため、応援の中心となるエリアの座席を一部確保、応援の統率エリアとして応援の統率を担うサポーター連絡協議会と連携し運用していくという。

「応援文化の継承はクラブにとって大切にしているものとして変わりありません。臨海競技場(現ゼットエーオリプリスタジアム)からフクダ電子アリーナへと受け継がれてきたスタジアム全体が一体となり勝利を目指す応援文化は強みであると考えています。その中でもゴール裏は、チームと共に闘い、立ち上がり、声と手拍子でスタジアム全体を勝利に向かって突き動かす場所であり、その熱量がフクダ電子アリーナ全体へと波及することで、唯一無二の一体感が生まれてきました。全席指定席化はこの文化を制限するものではなく、より安全な形で未来へつなげていくための進化であると考えております」

 今回の決定に際し、クラブは次のような声明を発表している。

「今回の全席指定席化は、これまで積み重ねてきたものを守りながら、この先のホームフクアリを更に一体感のある場所としていくため、そして座席が事前に確保できる事で、老若男女問わず誰もが安心してご来場いただける環境を整え、更にコミュニティを増やしていくことで、クラブ掲げるジェフユナイテッドアンセムの実現を目指していくためのものです。これからもジェフユナイテッドに関わる全ての皆さまと共に一歩ずつ前へ進んでまいります。引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」