UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を見事に連覇を果たしたパリ・サンジェルマン(PSG)だが、パリの街は再び暴動が発生してしまったという。イギリス『BBC』が伝えた。
30日、CL決勝が行われ、連覇を目指したPSGはプレミアリーグを22年ぶりに制覇し、初優勝を狙うアーセナルと対戦した。試合はアーセナルがカイ・ハヴァーツのゴールで6分で先制するも、PSGは後半にPKを獲得し同点に追いつくことに成功。延長戦でも決着がつかなかった試合は、PK戦でアーセナルが2本を外し、PSGが見事に連覇を達成した。
ハンガリーのブダペストにあるプシュカシュ・アレーナで行われたCL決勝だが、試合終了後にパリの街では暴動が発生。『BBC』によれば、パリではバスや電車、鉄道の運行を混乱させた騒乱の鎮圧のために警察官数千名が配備されることに。シャンゼリゼ通りはPSGのファンで埋め尽くされることとなった。
また、街中で発煙筒が焚かれ、道路では自動車が燃える様子も見られ、店舗の窓ガラスが割られるなどし、パリ警察は480人を逮捕。277人が拘束され、未成年者は82人含まれているという。なお、8人が重体、57名の警察官が負傷。死亡事故もあったとされている。パリ検察庁によるとこの数字は暫定的なものであり、警察官への暴行から器物損壊、窃盗、武器の訃報所持など、罪は多岐に渡るという。
フランスのローラン・ヌニエス内務大臣はこの件について言及し、「我々は公共秩序の維持に優れた国だ。集会の自由は認めるが、行き過ぎは認めない」とコメント。断固とした対応を取るとした。
昨シーズンのCL決勝で優勝を果たした際にも同様の事件が発生し、祝賀ムードに影を落とす死者を出す事態にも発展。今回も優勝を喜びすぎた結果は悲惨なものとなりそうだ。
ヌニエス内務大臣は「PSGサポーターでもない、試合すら観戦しないような連中が、騒ぎを起こしたり、混乱を引き起こしたりするためにやって来る。我々はそうした行為を阻止するためにここにいる。我々の対応は非常に毅然としている」とコメント。PSGとは関係なく、騒ぎに乗じて犯罪行為を繰り返す人々も多いとした。
なお、PSGは31日に優勝記念パレードを実施。約6000人の警察官が動員されたという。