「さらば“地味すぎ施設”」 那覇空港に新登場の“天空ラウンジ”がオシャレすぎ! でも「優秀ゆえのワナ」も

世界の空調市場、生成AIに期待

那覇空港のカードラウンジがリニューアルオープンしました。立地も雰囲気も一新された新ラウンジを、リニューアルから3か月後の様子とともにレポートします。

場所も雰囲気も一変! 那覇空港の新カードラウンジ

 日本の主要空港には、上位クレジットカードの会員が無料で使える「カードラウンジ」が設置されています。このカードラウンジは、出張のすき間時間のお仕事スペースとして、また搭乗までの待ち時間をゆったりと過ごす場所として、ありがたい存在です。

 そんなカードラウンジのひとつ、那覇空港の「ラウンジ華~hana~」がリニューアル、2026年2月24日に「LOUNGE HANA」と名称も変更しオープンしました。どのような施設に変わったのか、実際に使ってみることにしました。

 旧ラウンジは国内線ターミナル1F、到着口に並んだやや目立たない場所で、清潔感のある内装が特徴でした。ただ言い換えれば無機質でもあり、窓もないことから、“沖縄らしさ”からは縁遠く感じる雰囲気でした。

 また那覇空港は、航空会社のチェックインカウンターが3Fに、出発保安検査場が2Fにあります。モノレール「ゆいレール」で空港に戻ってきた人は2Fから、レンタカーの送迎バスで戻ってきた人は3Fからターミナルビルに入るため、出発客の導線とは離れているという難点もありました。

 しかし新ラウンジは、国内線ターミナルビル中央の吹き抜けからつながる4Fに移転、周囲には飲食店が並ぶ立地で、より利用しやすくなったと言えるでしょう。

 では、立地以外はどう変わったのでしょうか。

 吹き抜けに沿って設置されたエスカレーターで4Fに上がると、滑走路側には行き交う飛行機を眺めるビューポイントとなっています。そして新ラウンジは、そのビューポイントから向かって右、飲食店の間の通路を抜けた先にあります。

 ラウンジの手前には、天井から「LOUNGE NAHA」のロゴが吊り下げられて配置され、その先はウッド調の壁がエントランスまで続きます。そして通路を左に折れると、明るいラウンジが目に飛び込んできます。

沖縄ならではの「オリオン生」も! ドリンクサービスとシャワー

 ラウンジ内の滑走路側は大きな窓となっていて、外光が差し込み、明るさは旧ラウンジより格段に上です。そして内装の演出には木や緑がふんだんに採り入れられています。旧ラウンジよりも“南国ムード”にあふれていると言っていいでしょう。

 椅子やテーブルの配置も個性的です。空港のカードラウンジの多くは、スペース効率を優先するため、同じような椅子やテーブルをグリッド状に並べています。しかし新ラウンジでは、カウンター席、ソファ席、テーブル席がゆとりを持ってレイアウトされ、洒落たカフェのようです。

 ラウンジのいちばん奥のエリアは床が一段高く作られ、囲むような観葉植物ともあいまって、プライベート感が強いスペースとなっています。

 このようにアレンジされたレイアウトにより、新ラウンジは一人旅からグループ旅行まで、さらにお仕事の場としても使い勝手がよさそうです。

 エントランスから見て右手の壁沿いに設けられたドリンクバーでは、コーヒーやソフトドリンクがセルフサービスのフリードリンクで提供されます。

 そしてここで沖縄らしさをいっそう演出するのが、ご当地ビール「オリオン」の生ビールサーバーです。

 ビールについてはフリードリンクの対象ではなく、別途1杯500円の支払いが必要ですが、沖縄を離れる最後の一杯なのでしょう、喉を潤している人を何人も見かけました。ほか、有料のアルコールメニューとしては、ワインや泡盛も用意されています。

 またラウンジ内にはシャワールームも併設されています。料金は30分1500円で、レンタルのタオルセットも含まれています。

利用時の注意点も

 このように場所も雰囲気も一変した新ラウンジですが、その利便性が、かえってウィークポイントにもなりそうです。それは利用者の集中による混雑です。

 那覇空港はこのラウンジの定員について明確に示してはいませんが、そのレイアウトからもわかるように、広さの割に座席数は少なめです。訪ねたのは平日の夕方でしたが、それでもラウンジ内の座席のほぼ半数は埋まっていました。搭乗客が集中する休日の午後から夕方にかけては空席がなくなり、入室に時間がかかるのではないかと考えられます。

 また滑走路に向いた大きな窓は、西向きの直射日光を避けるため、晴れた日の午後にはブラインドを下げているようです。そのため滑走路のパノラマを楽しむには午前中の入室が必須でしょう。

 なお新ラウンジは旧ラウンジ同様、クレジットカードの上級会員以外でも、料金を支払うことで入場できます。入場料は大人1320円、小人660円です。また持ち込みによる飲食は禁止となっていますので、ご注意ください。