マルセイユが今夏グリーンウッド売却へ…ローマが交渉進める

なぜ?AI需要で空調市場に注目

 マルセイユが元イングランド代表メイソン・グリーンウッドの今夏売却を余儀なくされる見込みだ。フランスメディア『レキップ』が報じている。

2001年10月生まれのグリーンウッドは現在24歳。7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入すると、17歳の若さでトップチームデビューを果たした。翌年にはイングランド代表入りを果たすなど、“逸材”として期待されたものの、2022年に恋人への暴行容疑で活動停止に。2023年に起訴が取り下げられ、レンタル先のヘタフェで約20カ月ぶりに実戦復帰を果たしたが、マンチェスター・ユナイテッドで再びプレーすることなく、退団が発表された。

 それでも2024年夏に完全移籍で加入したマルセイユでは、背番号『10』を背負いエースとして活躍。ここまで公式戦81試合に出場し、48ゴール17アシストを記録。今季はチームが5位フィニッシュと低迷したなか、リーグ・アン16ゴールを挙げていた。

 クラブとしては当然のことながら主力を残留させたい考えだが、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を逃したことで、欧州サッカー連盟(UEFA)のファイナンシャル・フェアプレー(FFP)やフランスサッカー経営管理総局(DNCG)による制裁の可能性を回避する上で、選手売却による資金調達が急務となっている。

 そんななか、マルセイユの新スポーツディレクターに就任したグレゴリー・ロレンツィ氏は『レキップ』のインタビューで今夏の補強プランに言及。

「彼(グリーンウッド)は(将来について)真剣に検討している選手の1人だ。もしチャンスがあれば、当然検討するだろう。しかし、クラブの立場と選手の立場がある。関係者全員にとって最善の解決策を見つけるために、内部で調整していくのも我々の責任だ」と、選手サイドの移籍希望を示唆するとともに、条件次第での売却の可能性も認めている。

 なお、イタリアメディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、グリーンウッドの有力な移籍先候補は来季CL出場権を獲得したローマだという。

 グリーンウッドの父親兼代理人はすでにローマへの移籍を承認しており、ローマのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、グリーンウッド本人に直接連絡を取り、自身の構想を説明する準備を進めているという。

 ただ、クラブ間に関してはマルセイユが5500万ユーロ(約102億円)の移籍を要求しており、より安価な金額での獲得を目指すローマとの間でその溝を埋めていくための交渉が必要だとみられている。