【ワシントン、カイロ時事】米当局者は28日、米イランの60日間の停戦延長などを盛り込んだ覚書を巡り、双方の交渉担当者が「暫定合意」に達したと明らかにした。トランプ米大統領の承認を待っている状態だと説明しているが、イラン側は覚書の草案は「確定していない」との認識を示しており、交渉の見通しには不透明感も漂う。
これに先立ち、米ニュースサイト「アクシオス」は28日、戦闘終結に向けた交渉で、米イランが26日の時点で大半の内容に合意したと報道。米側の交渉担当者が合意内容の詳細を説明したところ、トランプ氏は「数日考えたい」と答え、承認を保留したという。
一方、イランのタスニム通信は28日、交渉担当者に近い関係者の話として、覚書は確定されておらず、仲介国パキスタンにも確定した草案は通知していないと伝えた。イラン側は草案が固まれば、パキスタンなどに通知する意向で、アクシオスの報道には否定的な見方を示している。