大阪市を廃止して複数の特別区に再編する「大阪都構想」を巡り、同市議会は27日の本会議で、制度案を議論する法定協議会の設置議案を地域政党「大阪維新の会」などの賛成多数で可決した。府議会でも設置議案が可決される見通しで、3度目の住民投票に向けた議論が本格化する。
法定協の設置には、府・市両議会での議案可決が必要。いずれも維新が過半数を占めており、維新府議団も議案に賛成する方針を決めている。6月3日の府議会本会議で可決されれば、6月中にも法定協の初会合が開かれる見込みだ。
都構想は日本維新の会の看板政策。2015年と20年の2度住民投票が行われたが、いずれも反対多数で否決された。吉村洋文知事(党代表)は、3度目の住民投票と来春の任期満了に伴う知事選の同日実施を目指している。一方、自民党市議団は、法定協への参加を拒否する方針だ。
〔写真説明〕「都構想」の制度案を議論する法定協議会の設置案を可決した大阪市議会=27日午後、同市北区