広島と四国が“最速80分” 瀬戸内海の「新・高速船」ついに就航 爆速ぶり健在 内装も超カッコイイ!?

日本の貿易量の99.6%は船舶輸送

瀬戸内海汽船の新造高速船「AIVINT(アイヴィント)」が、広島-呉-松山航路に就航しました。

ドイツ製の“心臓部”で燃費3割向上

 広島と愛媛を結ぶ瀬戸内海汽船の新造高速船「AIVINT(アイヴィント)」が、2026年5月24日に就航しました。

 本船は、ドイツの推進器メーカーであるフォイト社の推進器「フォイト・リニアジェット」を搭載し、高速航行と低燃費を両立。最高船速は28ノット(約51.86km/h)で、燃費は30%以上も向上したといいます。また、船体は全長31.5m、総トン数120トン、定員はおよそ100人で、同社が現在運航している「スーパージェット」より一回り小型化されています。

 コンセプトの立案やデザインなどは、GKデザイン総研広島(広島県広島市)が担当。「瀬戸内海汽船の次の時代に向けた『新しい風』」をテーマにまとめられました。

 外観は、同じくGKデザイン総研広島が手がけた、瀬戸内海汽船のクルーズフェリー「シーパセオ」のイメージを継承しつつ、随所に水平ラインと斜めモチーフの造形を組み合わせ、「風をとらえて前に進む躍動感」を表現したといいます。

 また内装は、白と青を腰の高さで水平に切り替えるカラーリングを採用。船内にいながら、海に包まれるようなリラックス感を演出したとのことです。

 なお船名の「AIVINT」は公募によって命名されたもので、広島の「安芸(Aki)」と愛媛の「伊予(Iyo)」、そしてドイツ語で「風」を意味する「VINT」を組み合わせた造語となっています。

 瀬戸内海汽船は、同日より「広島・呉-松山」航路でアイヴィントの運航をスタート。所要時間は呉-松山間で1時間5分、広島-松山間を結ぶ直行便は1時間20分となっています。