SNSで話題となった千葉県北西部の渋滞。その中心である船橋市で新しい道路が完成に近づいています。どんな路線なのでしょうか。
首都圏屈指の難読駅をくぐったら行き止まり、“その先”が開通へ
2026年5月22日から24日にかけ、SNS上で「千葉県北西部の渋滞がいかに深刻か」という投稿が相次ぎ話題になりました。24日には熊谷俊人千葉県知事もこれに“参戦”、「このエリアの最優先課題の一つが道路整備であることは今の県政は十分に認識しています」と訴える事態となっています。
「この濃い赤で塗った地域は用がないなら決して車で近付いてはならない」という投稿で始まった話題の当該エリアの中心となるのが、船橋市です。その船橋市で2026年度の開通が予定され、建設工事が佳境を迎えている道路があります。
その道路の名は「前原東飯山満町線」。京成松戸線(旧新京成線)の前原駅と、東葉高速鉄道の飯山満(はさま)駅を南北につなぐ約1.1kmの路線です。途中の高低差を克服する橋梁の橋脚が姿を表しており、2025年には地元小学校で公募された橋名が「みどり飯山満橋」に決まるなどしています。
飯山満駅の周辺では約18.5ヘクタールにおよぶ土地区画整理が行われており、その一環として建設される道路です。現在、飯山満駅前を南北に貫く道は駅の高架の南側ですぐ途切れてしまいますが、その先がつながります。
これにより、船橋市街から北東に延びる国道296号「成田街道」と、東葉高速鉄道の北側に並行して京成松戸線の高根木戸駅方面へ抜けていく「ときめ木ロード」とよばれる幹線市道が直結になります。
この周辺では両路線を行き来する南北道路に乏しく、湾岸から真っすぐ北へ延びる県道8号「船橋我孫子線」(船取線、船取県道とも)に結局出るしかない状況で、2車線しかない船橋我孫子線は慢性的に渋滞しています。前原駅や高根木戸駅前ともに京成松戸線の踏切がありますが、周辺では貴重な南北道路になりそうです。