アーセナルが22年ぶりにプレミアリーグのトロフィーを掲げた。
プレミアリーグ最終節が現地時間24日に行われ、アーセナルはクリスタル・パレスと対戦した。対戦相手のイレブンと審判団が作った花道を通って『セルハースト・パーク』のピッチに登場すると、ガブリエウ・ジェズスとノニ・マドゥエケがネットを揺らして2点を先行。反撃を最終盤の1点に抑え、2-1の勝利で22年ぶりの優勝に花を添えた。
試合後には優勝セレモニーが行われ、キャプテンのマルティン・ウーデゴーアを先頭に各選手がトロフィーを掲揚。選手たちから胴上げされたミケル・アルテタ監督の目には光るものがあった。
アルテタ監督がアーセナルにやってきたのは2011年8月末。当時アーセン・ヴェンゲル監督率いるチームはマンチェスター・ユナイテッドに2-8という衝撃的大敗を喫したばかりで、アルテタ監督らの獲得は“パニックバイ”とも形容された。その後、アーセナルで公式戦通算150試合に出場すると、2015-16シーズン限りで現役を退き、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントコーチに就任。そして2019年12月、指揮官として低迷する古巣の再建を託されることとなった。
就任初年度のFAカップを制覇したアルテタ監督だが、リーグ戦ではなかなか結果を残すことができず。とりわけ、2021-22シーズンは無得点で開幕3連敗を喫し、解任を求める声も挙がっていた。それでも、オーナーを務めるジョシュ・クロエンケ氏をはじめとした上層部からの信頼は揺るがず。近年は積極的な補強によって着実に力を増し、3年連続2位とあと一歩のところでタイトルを逃し続けてきたが、就任から6年半でようやく頂点へ辿り着いた。
ついにリーグタイトルの獲得という目に見える結果を残したアルテタ監督は、イギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて次のように万感の思いを口にしている。
「本当に長い間この瞬間を待っていた。苦しい時期もあったが、あの反応を見ればすべてが報われるよ。今は監督という立場を離れ、選手達とともに喜びを分かち合う時だ。我々は信じられないほどの結束力、献身性、そして勇気を示した。もしかしたら自分は適任ではないかもしれない、という不安や疑念もあった。神に感謝している。我々はやり遂げ、今は大きな喜びと安堵がある」
悲願達成となったアーセナルだが、今シーズンはまだ重要な試合が残されている。それが現地時間30日に控えるパリ・サンジェルマン(PSG)とのチャンピオンズリーグ(CL)決勝。クラブとしては初優勝がかかる一戦だ。プレミアリーグ制覇の勢いそのままに、ビッグイヤーも掲げることができるだろうか。アルテタ監督は「今、我々には新たな歴史を刻むチャンスがある。必ず成し遂げられると確信しているよ」と自信を口にした。
【ハイライト動画】王者アーセナルがパレス撃破! 22年ぶりにトロフィー掲げる