コモを率いるセスク・ファブレガス監督が、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した喜びを語った。24日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
コモは24日に行われたセリエA最終節(第38節)でクレモネーゼとアウェイで対戦し、4-1で勝利を収めた。この結果、3位ミランがカリアリに1-2で敗れたことで、4位に浮上し、来シーズンのCL出場が決定。昨季が22年ぶりのセリエAでのシーズンだったコモにとっては、昇格2年目でクラブ史上初となるCL出場権獲得となった。
2023年11月にトップチームの暫定監督に就任したセスク監督は、ライセンスの関係で途中からはオシアン・ロバーツ前監督の下でアシスタントコーチを務め、チームのセリエA昇格に貢献した後、2024年7月からコモで初の正式監督として指揮を執っているなか、就任わずか2年でクラブ史上初の快挙へと導くことに成功した。
試合後、セスク監督は『DAZN』で「これまでずっと、選手交代をする時でさえ、直感で判断してきた。(17日の)パルマ・カルチョ戦の前日に2勝すればチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるという予感があった」と明かしながら、選手として数々のタイトルを獲得してきた中でこれはどれほどのハイライトかと聞かれると、次のように答えた。
「間違いなく上位に入る。なぜなら、私たちの勝ち方が素晴らしかったからだ。このチームは若手選手ばかりで、15人もの選手が23歳以下だ。まさにチーム全体が圧巻だった。選手たちは常に耳を傾け、向上心を持ち、適切なタイミングでレベルアップしてくれた」
「選手たちにはただただ敬意を表するばかりだ。私たちコーチは彼らを鼓舞し、選択肢を与え、スペースの位置を指示するけど、実際にピッチでプレーするのは彼ら自身だからね。コモに関係するすべての人のことを嬉しく思う。彼らはこの喜びに値する」
また、セスク監督が2022年8月に選手としてコモに加入した時、チームはセリエBに所属しており、同監督はトレーニングキャンプの設計など、クラブをゼロから作ることに尽力したことを明かした。
「私はいつも、ここで多くの決断を下さなければならなかったと言っている。なぜなら、事実上、サッカー面のすべてを任されていたからだ。私たちが始めた頃は、ほとんど何もなかった」
「今日、4年前に私が選手として加入した当時から一緒に働いていた2人の理学療法士と話をした。当時は練習場もなかったので、バーの奥の部屋でマッサージ台を使っていたんだ。それが今ではチャンピオンズリーグに出場することになった」
「監督になって2年半になるが、スタッフには私を励まし、刺激を与え、理解してくれていることに感謝している。時々扱いにくい人間だと自覚しているけど、これが私の人生で、常に向上心を持ち続けている。この経験を通して私は成長した。毎日がサッカー大学に通っているようなもので、多くの決断を迫られた。ここを去る日が来たら、私はただの監督になるだろう」
見事な手腕を発揮していることから、シーズン中から多くのビッグクラブから関心が寄せられていることが噂されていたセスク監督だが、「私はここでとても幸せだ。確かにタイミングは重要だけど、ここでやっていることにとても満足している」と来季も引き続きコモを指揮することを示唆した。
「私たちは常に向上心を持ち続けるものではないか? 人生は長い。つい数週間前に39歳になったばかりだ。ジョゼ・モウリーニョ監督が言ったように80歳になるまでにはまだ長い道のりがある。つまり、あと40年も働くことになる」
「仕事に焦ってはいけない。忍耐強く、学び続けることが大切だ。いつか準備ができたと感じた時、ステップアップすることになるだろう。いずれにせよ、コモはステップアップしたと言える。なぜなら、チャンピオンズリーグに出場するのだからね」
【ハイライト動画】コモがクラブ史上初のCL出場権獲得!