「所沢から相模原まで一本道」完成遠のく…? 「新府中街道」事業期間が大幅に延長 “食い違い交差点”解消はいつ?

造船”建造量2倍”どう実現する

「新府中街道」延伸部の事業期間が大きく延長されました。

今年度延伸の見込み!「新府中街道」その先は…

 東京都北多摩北部建設事務所が2026年5月19日、建設中の道路について、事業期間などの一覧を更新。このなかで「新府中街道」として建設中の一部区間で、事業期間が大幅に延長されました。

「新府中街道」(府中所沢線)は、府中街道のうち小平市から府中市にかけてのバイパスです。「多摩南北道路」5路線の一翼を担う幹線道路で、青梅街道(小平市)以南が新設区間となっています。4車線道路(現在は一部3車線)として、府中市内から順次北へ、国分寺市内へと延伸開通を重ねてきました。

 現在、国分寺市内から小平市境に近い五日市街道までの約970mについては街路築造工事が進められており、この区間は2026年度(2027年3月31日)までの事業期間で変更なく年度内には開通すると見られます。

 大きく延長したのは、それに続く小平市内の区間です。五日市街道から青梅街道までの1445mを建設する都市計画路線名「小平3・2・8」については2026年4月6日に、事業期間が2026年度から2037年度(2038年3月31日)までに変更されています。

 この区間が完成すれば、青梅街道以北の東村山方面に通じる4車線区間(府中街道)との一体化が図られます。現在、東村山からの府中街道は青梅街道との交点「小川町西」「小川町」交差点とのあいだでクランク状の動きを強いられ、国分寺の新府中街道まで、府中街道を経由して「コ」の字状に迂回しなければなりません。この解消がさらに遠のいた形です。

 小平市内の区間はまだ工事に着手していませんが、2025年からは玉川上水に架かる橋の構造や色彩を検討する有識者委員会が行われているなどしています。用地確保も進み、予定区間に残る家屋もまばらになってきています。

 なお、都市計画道路「府中所沢線」としての府中街道の整備事業は、東村山市内でも2か所進められています。新青梅街道(野口橋)からの現道拡幅部と新設部を含む950mの「本町」区間と、そこから埼玉県所沢市との境(柳瀬川)までの約1.8kmを新設する「久米川」区間です。事業期間は現時点で、前者が2026年度まで、後者が2028年度までとなっています。

 全てが完成すれば、北は所沢市、南は神奈川県相模原市までが一本道でつながる見込みです。